2025年8月9日〜10日、宮城県のスポーツランドSUGOで、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)2025シリーズ第8戦〜第9戦が行われ、#60 伊東黎明選手と#99 渡会太一選手がともに2勝目を挙げた。

画像1: #60 伊東黎明

#60 伊東黎明

第8戦

8月9日、朝から夏の青空が広がるスポーツランドSUGOでは、予選と第8戦の決勝レースが行われた。第8戦のスターティングリッドは午前中の予選のベストタイムで決まり、ポールポジションはプロクラスの#60 伊東選手が獲得している。

予定より15分遅れの15時50分にスタートしたレースは、好スタートを切った#60 伊東選手が、2番手の#78 木村偉織選手と3番手の#99 渡会選手に1秒前後の差をつけて周回を重ねる。一方、#78 木村選手と#99 渡会選手はテール・トゥ・ノーズのバトルを繰り広げるが、順位の変動がないままレースは終盤を迎える。

画像: 第8戦

最終的に#60 伊東選手がポール・トゥ・ウィンを達成し、今シーズン2勝目を飾った。2位は#78 木村選手、3位は#99 渡会選手が続いた。

画像2: #60 伊東黎明

#60 伊東黎明

プロアマクラスは、#66 BANKCY選手が安定したペースでトップチェッカーを受け、第2戦からの連勝を7に伸ばした。アマクラスは、クラストップでゴールした#16 Hiro選手に反則スタートによる10秒加算ペナルティが科されたため、#84 Masa TAGA選手が2021年第10戦鈴鹿以来の優勝を飾っている。

第9戦

8月10日は明け方からの雨により完全なウエットコンディションの中、セーフティカースタートで幕を開けた。前日の予選のセカンドベストタイムで決まるポールポジションは#60 伊東選手が獲得している。

セーフティカー先導で始まったレースは3周目に戦いの火蓋が切られ、#78 木村選手、#99 渡会選手、#60 伊東選手がトップ集団を形成。そして4周目1コーナーで#99 渡会選手が#78 木村選手をオーバーテイクし首位に浮上。一方の#78 木村選手はペースが上がらず、#60 伊東選手との2番手争いに苦戦。11周目には#60 伊東選手が前に出て2番手を確保した。

画像1: 第9戦

トップの#99 渡会選手は終始安定したラップで後続を引き離し、16秒673の大差をつけて優勝。第4戦以来となる今季2勝目を挙げた。2位は#60 伊東選手、3位は#78 木村選手。4位には#7 卜部和久選手が続いている。

画像: #99 渡会太一

#99 渡会太一

プロアマクラスは、ポールポジションの#66 BANKCY選手が序盤にスピンで最後尾へ後退。#10 MOTOKI選手がトップを走るも、最終ラップの接触で順位を落とし、#88 Tiger Wu選手が逆転で今季初優勝を飾った。#66 BANKCY選手は怒涛の追い上げでクラス2位に入り、この時点でプロアマクラスのシリーズ王者が決定した。アマクラスは、トップチェッカーの#16 Hiro選手が10秒のタイムペナルティで2位となり、スポット参戦の#84 Masa TAGA選手が2連勝を果たした。

次戦は9月26日〜27日、WEC富士6時間耐久レースのサポートレースとして開催される。今季のチャンピオンが世界選手権の舞台で決まる。

画像2: 第9戦

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Porsche Japan)

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