2024年8月2日〜4日、静岡県の富士スピードウェイにおいてポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)2024シリーズ第8戦と第9戦が行われ、プロクラスの#60 伊東黎明とアマクラス#88 Tiger Wuが最終ラウンドを待たずにシリーズ優勝を決めた。
第8戦
8月3日、16時40分、フォーメーションラップのあと、スタンディングスタートで戦いの火蓋が切られた第8戦の決勝レースは、ポールポジションの#60 伊東黎明選手がホールショットを獲得すると、その後も後続を引き離す速さで周回を重ねて、見事ポール・トゥ・ウィン。これに、#90 呉良 亮選手が2位、#7 上村優太選手が3位で続いた。
プロアマクラスは、クラス2番手の#10 MOTOKI選手がスタートで先行するが、クラストップからスタートの#9 武井真司選手が11周目にトップを奪い、今季6回目のクラス優勝を果たした。
アマクラスでは、クラス3番手スタートの#88 Tiger Wu選手が今季7勝目を遂げた。
なお、今季負けなしの8連勝を飾った#60 伊東選手は、このレースを終えた時点でシリーズ優勝を決めている。
第9戦 Michelin Challenge
“Michelin Challenge”として開催される第9戦は、8月4日10時にフォーメーションラップがスタート。この第9戦でも、ポールポジションの#60 伊東選手が好スタートを決めてレースをリードするが、後方で発生したアクシデントにより、レースはセーフティカーが導入され、直後の2周目には赤旗中断となる。
その後、10時25分に再度フォーメーションラップが行われ、セーフティカー先導で4周目にレースがリスタート。この時点で残り時間は約3分。レースは先頭の#60 伊東選手は6周を終えたところで終了し、#60 伊東選手は連勝を9に伸ばした。
プロアマクラスは、クラストップからスタートした#9 武井選手がポジションを守り連勝。
アマクラスは、クラストップからスタートした#16 Hiro選手が優勝する一方、3位表彰台を獲得した#88 Tiger Wu選手がアマクラスのシリーズ優勝を決めている。
今シーズンの最終大会となるPCCJ第10-11戦は、11月9日〜10日に、宮城県のスポーツランドSUGOで開催される。
(Text by Satoshi Ubukata / Photos by PCCJ)