ポルシェカレラカップジャパン 2024 第6-7戦（富士）予選レポート

2024-07-20

8speed編集部 @ xas

ポルシェジャパン株式会社とポルシェカレラカップジャパン（PCCJ）委員会は2024年7月20日、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第6-7戦の予選を、同日に富士スピードウェイ（静岡県）で開催した。

天候：曇り　路面：ドライ　気温：32度　路面：44度（セッション開始時）

全11戦で競われている2024年のPCCJ。中盤戦の第6-7戦となる今回の富士ラウンドは、ランキング争いに向けて重要な大会となってくる。

特に今回は、スーパーフォーミュラのサポートレースとして開催されるため、SUPER GT併催時とは違った路面コンディションが予想され、どのような戦いが繰り広げられるのか注目される。

前日の19日に行われた2回の専有走行で総合トップタイム1分41秒966をマークしたのは、今シーズンPCCJ5連勝中で昨年SUPER GTのGT300クラスにフル参戦した経験を持つ#60 伊東黎明選手だ。

プロアマクラスはベテランの#77 浜崎大選手が1分43秒653でトップに、アマクラスはクラスランキングトップの#88 Tiger Wu選手が1分44秒048のトップタイムを記録した。

PCCJ公式予選は、30分間1回のみ行われ、ベストタイムが第6戦の予選結果、セカンドベストタイムが第7戦の予選結果となる。

予選は気温がどんどんと上がる20日の11時10分に開始となるが、コースインした各車はまず路面状態を入念にチェック。というのも、通常のPCCJ富士大会はSUPER GTの併催レースだが、今回はスーパーフォーミュラの併催レースで、予選直前にそのフリー走行が行われていたからだ。

コースの状況確認を終えたドライバーたちは3周目から本格的なタイムアタックが開始し、#60 伊東選手が1分41秒772を記録してトップに。2番手には、現在ランキング2位の#7 山田遼選手が1分42秒078で続く。

上位陣は5周を終えるとピットへと向い、マシンのセッティング調整とタイヤ交換をして2回目のアタックに備える。残り15分を切ると、各ドライバーは徐々に再びコースインしてタイムアタックを開始するが、一様になかなかタイムアップを図れない。残り10分を切り、ようやく#90 呉良亮選手とポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 平安山良馬が選手タイムを更新するが、トップ2台のタイムを上回ることはできず予選は終了。

結果、#60 伊東選手が今回もポールポジションを獲得した。「スーパーフォーミュラ後の走行が初めてだったので、路面状況を確認しながらのタイムアタックとなりましたが、思ったよりいいタイムを出せました。でも2セット目は、アタック中にミスしたこともありタイム更新できませんでした。決勝は今回もスタートを決めて逃げ切りたいですね」と語る。