ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は2024年7月16日、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第6-7戦を、富士スピードウェイにて7⽉20⽇(土)、21⽇(日)に開催すると発表した。

2024年シーズンは全6大会11戦で開催されており、第1戦の鈴鹿大会、第2-3戦の富士大会、第4-5戦の岡山大会を終え、今回の富士大会がシーズン中盤戦となる。今回は、スーパーフォーミュラとの併催レースとなるため、SUPER GT併催の富士大会とは異なる路面コンディションが勝負の行方を左右する要素になる可能性が高い。

オーバーオール(総合)は、第5戦終了時点でプロクラス4人による争いが展開されている。

トップは、昨年SUPER GTのGT300クラスにフル参戦した経験を持つ#60 伊東黎明選手が開幕から5連勝を上げて125点を獲得。

画像: #60 伊東黎明選手

#60 伊東黎明選手

シリーズランキング2位はPCCJ優勝経験のある#7 山田遼選手で97点、3位はポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 平安山良馬選手で79点、4位は昨年のポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)GT3-Iクラスでチャンピオンを獲得した#90 呉良亮選手で56点となっている。

画像: #7 山田遼選手

#7 山田遼選手

このライバル3人とトップ#60 伊東選手との差はシーズンが進むにつれ着実に詰まってきたといえる。実際、5戦中4戦で2位となっている#7 山田選手は幾度もトップ#60 伊東選手の背後まで迫り、#91 平安山選手は前回の富士大会で2レースともにレースファステストを記録。

画像: #91 平安山良馬選手

#91 平安山良馬選手

また、#90 呉は選手第4戦でPCCJ初表彰台となる2位を獲得して勢いに乗るなど、ライバルたちも伊東選手の包囲網を築きつつある。この富士からはじまるシーズン後半戦でプロクラスのドライバーがどのような戦いを見せてくれるのか注目される。

プロアマクラスは、2017年に同クラス王者とシリーズ王者のダブルタイトルを獲得した#9 武井真司選手が3勝を上げて112点でランキングトップに立つ。

画像: #9 武井真司選手

#9 武井真司選手

2位は昨年の同クラス王者である#10 MOTOKI選手が2勝104点で追いかける。この2人の争いに、ベテランの#77 浜崎大選手と#98 IKARI選手がどのように絡んでくるのか注目だ。

画像: #10 MOTOKI選手

#10 MOTOKI選手

アマクラスは、昨年の同クラス王者である台湾の#88 Tiger Wu選手が開幕から4連勝を飾っていたが、第5戦は#66 BANKCY選手が優勝し、ついに連勝はストップ。そして今回の富士大会には、第2-3戦にスポット参戦し2位、3位という結果を残した#31 OOKA選手、2021年の同クラス王者である#84 Masa TAGA選手がスポット参戦する。これにより今大会は、実力者9人がアマクラスにエントリーしており、超接近戦のレースが予想される。

画像: #88 Tiger Wu選手

#88 Tiger Wu選手

PCCJ 第6-7戦富士⼤会のスケジュールは、7⽉19⽇(金)に30分間の専有⾛⾏が2回、7⽉20⽇(土)の11時10〜11時40分に予選を実施。

画像: #66 BANCY選手

#66 BANCY選手

決勝レースは、第6戦が20⽇(土)の16時35分スタート(15周もしくは30分間)、第7戦が21⽇(日)の10時25分スタート(15周もしくは30分間)を予定する。

なお、第6-7戦の決勝レースはポルシェジャパン公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/@PorscheJapanOfficial)でライブ配信される。

(Text Toru Matsumura)

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