画像: ※ポルシェカレラカップジャパン2023 第11戦(鈴鹿)決勝

※ポルシェカレラカップジャパン2023 第11戦(鈴鹿)決勝

ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は2024年4月1日、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第1戦を、鈴鹿サーキット(三重県)で 同年4⽉5⽇(金)、6日(土)、7⽇(日)に開催すると発表した。

ポルシェカレラカップは日本国内では2001年から開催されており、今年で24年目を迎える。国内におけるワンメイクレースとしてもっとも長い歴史を誇り、昨年開催200戦を迎えた。レース車両は導入3年目となる「911 GT3カップ(タイプ992)』で、ドライサンプ潤滑方式を備えた高回転ユニットの水冷式4ℓ水平対向6気筒エンジンを搭載し、8400rpmで最高出力375kW(510PS)を発揮する。ワイドながら軽量のターボ仕様のボディを採用し、空力ダウンフォースに優れたスワンネックタイプの大型リアウイングを備えている。

今シーズンのPCCJも例年通り、F1日本GPやSUPER GTなどのビッグイベントのサポートレースとして6大会11戦で開催される。今シーズンのカレンダーは若干変更されており、F1日本GPが今年から春開催に変更されたため、PCCJの開幕戦として行われる。PCCJがF1サポートレースとして初開催されたのは2007年のエキシビジョンレースで、翌2008年からシリーズの一戦として正式にカレンダーへ組み込まれた。だが、2019年は台風の影響でPCCJのF1サポートレース開催は中止。さらに2020年と21年は新型コロナウイルス感染症によるF1日本GP自体の開催中止などを経て、2022年から再開されたPCCJ F1サポートレース開催は今年で15回目を迎える。

開幕戦の舞台となる鈴鹿サーキットで戦いを繰り広げるPCCJドライバーは、「プロクラス(Pro)」(ホワイトゼッケン)、「プロアマクラス(ProAm)」(イエローゼッケン)、「アマクラス(Am)」(オレンジゼッケン)の3クラスに区分される。ただし、プロクラスは個別の順位に応じたレース毎の賞典およびシリーズ賞典の設定はなく、各レースのオーバーオール(総合順位)結果に沿ったオーバーオールポイントのみを獲得する。

その一方で、プロアマクラスおよびアマクラスのドライバーはクラス別の順位に沿ったクラスポイントとオーバーオールポイントの両方を獲得する。そして、シリーズチャンピオンは最終的なオーバーオールポイントのランキング1位のドライバーに与えられ、プロアマクラスおよびアマクラスは最終クラスポイントで最多となったドライバーが当該クラスのチャンピオンとなる。

画像: 平安山良馬選手(#91ポルシェジャパンジュニア)

平安山良馬選手(#91ポルシェジャパンジュニア)

プロクラスは、PCCJで優勝経験を持つ#7 山田遼選手、昨年はSUPER GTのGT300クラスにフル参戦した#60 伊東黎明選手、昨年ポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)のGT3-Iクラスでチャンピオンを獲得した#90 呉良亮選手に加え、ポルシェジャパンジュニアドライバーとして昨シーズンはPSCJのGT4クラスで最多勝を納め、今シーズンPCCJにステップアップした#91 平安山良馬選手の4名がシリーズエントリーする。

さらに今回の開幕戦には、2020年と22年のSUPER GTのGT300クラスチャンピオンである#66 藤波清斗選手がリザーブドライバーとして参戦。今年のプロクラスはチャンピオン経験者不在だが、実力者揃いで初戦から熱い戦いが予想される。

プロアマクラスは、2023年のプロアマクラスチャンピオンの#10 MOTOKI選手、2022年のプロアマクラスチャンピオンの#98 IKARI選手、2017年にジェントルマンドライバーとして初めてシリーズチャンピオンに輝いた#9 武井真司選手に加え、ベテランドライバーで優勝経験のある#77 浜崎大選手が参戦。まさに、実力伯仲のベテランによる高レベルのバトルが予想される。そしてアマクラスは同クラスのタイトル獲得経験者2名を含む6台が開幕戦に参戦予定で、混戦が予想される。

画像: ポルシェカレラカップジャパン2024

ポルシェカレラカップジャパン2024

PCCJ 第1戦鈴鹿⼤会のスケジュールは、公式練習が4⽉5⽇(金)13時〜13時45分、予選が4⽉6⽇(土)10時20分〜10時50分、決勝レースは4月7⽇(日)11時5分スタート(10周もしくは30分間)予定となっている。

(Text Toru Matsumura)

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