ポルシェジャパンは2024年3月31日、ポルシェAGのレーシングカー「Porsche 99X Electric」が参戦するフォーミュラEの日本初開催は大成功を収めたと発表した。

画像: Porsche 99X Electric (#13): António Félix da Costa

Porsche 99X Electric (#13): António Félix da Costa

東京湾沿いの2,582kmのストリートサーキットでのレースは、3位争いが最後まで接戦が続き、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手選手はフラッグ直前にポルシェのカスタマーチームであるアンドレッティ・フォーミュラEのジェイク・デニス選手にパスされた。

画像1: Porsche 99X Electric (#13): アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手

Porsche 99X Electric (#13): アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手

ポルトガル出身のダ・コスタ選手は東京で4位に入賞し、今シーズン最高の成績を収めた。パスカル・ウェーレイン選手は5位でフィニッシュした。レース中盤、先頭集団での激しいポジション争いの中で接触し、フロントウイングにダメージを負ったことが響いた。アンドレッティのノーマン・ナト(フランス)は6位でチェッカーを受けた。

ポルシェとタグ・ホイヤーは日本でのフォーミュラE初開催にあたり、パスカル・ウェーレイン選手とアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手のPorsche 99X Electricが今回限りの特別な外観をまとって登場した。ピンク色の特別なカラーリングは、世界的に有名な夜のネオンサインのある東京と、日本のストリートアートとカーカルチャーに対するオマージュが込められたものだ。

画像2: Porsche 99X Electric (#13): アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手

Porsche 99X Electric (#13): アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手

全16戦中、5戦終了時点で、パスカル・ウェーレイン選手は63ポイントを獲得してABB FIAフォーミュラE世界選手権ドライバーズランキングのトップに浮上。ニック・キャシディ選手(ニュージーランド)が61ポイントで2位、オリバー・ローランド選手(イギリス)が54ポイントで3位、ジェイク・デニス選手が53ポイントで4位に続く。

画像: orsche 99X Electric (#94): パスカル・ウェーレイン選手

orsche 99X Electric (#94): パスカル・ウェーレイン選手

アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手は20ポイントで11位、ノーマン・ナト選手は17ポイントで14位となった。タグ・ホイヤーポルシェフォーミュラEチームは、チームランキングで2位の座を堅守し、83ポイントで首位に立つジャガーに17ポイント差まで迫った。なお、アンドレッティ・フォーミュラEは70ポイントで3位につけている。

第5戦、東京E-Prixへのコメント

●ファクトリー・レーシング・フォーミュラEディレクター、フロリアン・モドリンガー氏

画像: ファクトリー・レーシング・フォーミュラEディレクター、フロリアン・モドリンガー氏

ファクトリー・レーシング・フォーミュラEディレクター、フロリアン・モドリンガー氏

「日本でのフォーミュラEのデビューレースは成功でした。現地の熱心なファンは、この特別に企画されたイベントに非常に好意的でした。今後もここでレースができればと思っています。アントニオとパスカルが4位と5位に入ったことで、総合的によい結果が得られ、ドライバーとチーム両方のランキングにおいて重要なポイントを獲得することができました。大健闘したと思います。残念ながらパスカルはコース上での接触で後続に抜かれ、順位を挽回しなければなりませんでした。アントニオも最終局面で2位を狙いましたが、果たせませんでした。それでも私たちは満足しています。この結果は2週間後にミサノで開催されるダブルヘッダーに向け、すばらしい足がかりとなります。4台のポルシェがトップ6入りしたことは、誇りに思ってよいでしょう」とコメントした。

●ポルシェワークスドライバー、パスカル・ウェーレイン選手(#94)

画像: アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手(#13)

アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手(#13)

「ドライバーズランキングではトップに立ちましたが、自分のレースには完全には満足していません。いくつかのアクシデントで順位を落としてしまいました。そうでなければ、今日は表彰台を狙えたはずです。予選の出来が今ひとつだったので、決勝で順位を上げるのが難しくなってしまいました。それでも重要なポイントを稼ぐことができました」とコメントした。

●ポルシェワークスドライバー、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手(#13)

画像: パスカル・ウェーレイン選手(#94)

パスカル・ウェーレイン選手(#94)

「チェッカー間近で表彰台を逃したことは、本当に残念です。2位を狙おうとしたら、バリアに押し込まれてしまったのです。全体的には、すばらしいレースでした。力強い戦略を実行に移すこともできました。1日が終わってみれば、東京で重要なポイントを挙げられたことには変わりありません」とコメントした。

次戦:ABB FIAフォーミュラE世界選手権第6戦と第7戦

タグ・ホイヤーポルシェフォーミュラEチームとアンドレッティ・フォーミュラEの次戦は、初開催のミサノE-Prixでの4月13日と14日のABB FIAフォーミュラE世界選手権第6戦と第7戦となる。

フォーミュラEにおけるポルシェ

画像: ABB FIA Formula E World Championship

ABB FIA Formula E World Championship

タグ・ホイヤーポルシェフォーミュラEチームは、ネットカーボンニュートラルなヴァイザッハの施設で開発されたPorsche 99X Electricで、参戦5シーズン目のフォーミュラEに挑んでいる。

2023年は、パスカル・ウェーレイン選手(3勝)とアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手(1勝)による4勝のおかげでポルシェがフル電気自動車レースシリーズに参戦して以来、もっとも成功した年となった。

また、昨シーズンポルシェは初めてカスタマーチームであるアンドレッティ・フォーミュラEをサポート。このチームは、Porsche 99X Electricとジェイク・デニスという組み合わせによって世界選手権のタイトルを獲得した。

画像: Porsche Taycan Turbo S, safety car of the ABB FIA Formula E World Championship

Porsche Taycan Turbo S, safety car of the ABB FIA Formula E World Championship

2024年も、ポルシェはオフィシャルセーフティカーとしてフル電動スポーツカーのTaycan Turbo Sを提供、ポルシェのモータースポーツにおけるフォーミュラEの重要性を強調している。

(Text Toru Matsumura)

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