このポルシェ Cayman GT4 RSは再び走れるのか?チューナーのRS-Dynamicsは、洪水で沈没したこのポルシェ Cayman GT4 RSを引き受け、再生させようと考えている!

画像: 【Auto Bild】Cayman救出作戦!果たして洪水で水没したこの「ポルシェ Cayman GT4 RS」は再生できるのか…?

この納車されたばかりのCayman GT4 RSはひどい目にあったのだ。大洪水の犠牲となり水没してしまった。そして、ポルシェ愛好家の「RS-Dynamics(RSダイナミクス)」は、ツッフェンハウゼンで生まれたこのスポーツカーを再生させることを自らに課した。この試みは「Seacret Project(シークレット プロジェクト)」と名付けられた。“Secret”ではなく“Seacret”だ。

※この記事は「Auto Bild JAPAN Web」より転載したものです。

目標は?2023年から「ポルシェ718 Cayman GT4 RS」に新たな命を吹き込むことだ。多くのファンから現代で最も美しいポルシェのひとつと称される「Cayman GT4 RS」は、当初スロベニアにあるオーナーの自宅の地下駐車場にひっそりと置かれていた。

厚い泥の下に埋もれたCayman

しかし運命はこの「Cayman」にもっとも過酷な試練を課したのだった。納車から約1ヶ月後、スロベニアは大嵐に襲われ、洪水に見舞われた。

画像: 泥は隅々まで入り込んでおり、内部の修復にはかなりの時間と忍耐が必要だ。

泥は隅々まで入り込んでおり、内部の修復にはかなりの時間と忍耐が必要だ。

この「Cayman」は3日間水中に放置され、掘り起こされるまで厚い泥に埋もれていた。押して動かすこともできないほど泥にまみれていたが、おそらく鉄くずとしてフランクフルトに送られたのだろう。

わずか800km弱しか走っていないGT4 RS

そんなとき、ドイツのゾーリンゲンにあるチューニングショップ、「RSダイナミクス」の創業者であるRicardo Sciascia(リカルド シアシア)が、ネットでこの車を見て購入を決意。その時、彼はパートナーのマーリーン リーメンに見せたが、彼女は最初はそれほど興味を示さなかったという。

画像: 汚れの下には、マットフィルム仕上げが施されたブラックのCayman GT4 RSがある。

汚れの下には、マットフィルム仕上げが施されたブラックのCayman GT4 RSがある。

絶望的なプロジェクトのように見えるが、チューナーにとっては努力する価値がある挑戦だ。なんといっても、この車両は走行距離わずか758kmの人気車種「Cayman GT4 RS」なのだから。さらに、この特別なモデルにはヴァイザッハパッケージが注文されている: 追加料金15,815ユーロ(約255万円)の装備パッケージだ。しかし、このプロジェクトが最終的に実を結ぶかどうかは現時点ではまだわからない。続報をお楽しみに!

●RS-Dynamics “Seacret Project”:https://rsdynamics.de/seacret-project-en/

(Text by Sebastian Friemel / Photos by www.carscoops.com Salvatore Russo)

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