ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第5戦の決勝を、鈴鹿サーキットで開催した。
*レーススタート時のコンディションは以下のとおり。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:23度 路面:30度(レーススタート時)
PCCJ第5戦の予選は3⽇午前中に行われ、昨年3度目のシリーズチャンピオンに輝いた#60 小河諒選手がポールポジションを獲得。2番手には今年の開幕戦で初優勝を飾っているポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 佐藤巧望選手がつける。
プロアマクラスは、昨年のアマクラスチャンピオンである#10 MOTOKI選手がクラスポールポジションを獲得。アマクラスは、前回の富士大会に続き#7 IKEDA選手がポールポジションを獲得した。
第5戦決勝は17時スタート予定だったが、大会全体のスケジュール遅れにより17時20分からフォーメーションラップが開始となる。そして全車が再びグリッドに整列すると、シグナルレッドがすべて消えてレースはスタート。
レース後、#91 佐藤選手が「小河選手のペースについていくことができず、自分の技量のなさを改めて痛感させられました」と語るように、ゴール時のタイム差は11秒495となっていた。レースは10周だったので、予選と同じ様に1周約1秒の差が着いていたことになる。
プロアマクラスはクラスポールポジションの#10 MOTOKI選手がポジションをキープし、#98 IKARI選手と#9 武井真司選手が追いかける形となる。レース中盤、#98 IKARI選手と#9 武井選手のバトルによりトップの#10 MOTOKI選手との差は若干広がるが、終盤になると差は縮まり、最後は3台がテール・トゥ・ノーズのバトルを展開。しかし、最後までポジションに変更はなく#10 MOTOKI選手がプロアマクラスで嬉しい初優勝を成し遂げた。
そしてアマクラスは、スタートに失敗した#88 Tiger Wu選手が大きく出遅れ、トップの#7 IKEDA選手を今大会スポット参戦する#5 CASA MINGO選手が追いかける形になる。この2台は好バトルを展開し、8周目の130Rで#5 CASA MINGO選手がついに#7 IKEDA選手をオーバーテイクしてトップに立ち、そのまま逃げ切ってゴール。
「久しぶりのレースで、初優勝を飾れてとても嬉しいです。この調子で明日も頑張ります」と喜びを爆発させていた。2位に終わった#7 IKEDA選手は、「CASA MINGO選手を最後まで抑えきれなかったのは、体力の問題かも知れません」と、明日のリベンジを誓っていた。
6月4日(日)に開催されるPCCJ第6戦は、2001年にシリーズ戦がスタートしたPCCJの記念すべき200戦目の決勝レースとなる。PCCJ 200th Anniversary Raceとして行われる決勝レース(10周もしくは30分間)は、9時35分のスタートを予定している。各クラスのポールポジションは第5戦と同じく、プロクラスが#60 小河選手、プロアマクラスが#10 MOTOKI選手、アマクラスが#7 IKEDA選手となっている。
なお、決勝レースの模様はポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルで9時30分からライブ配信される。
●第6戦ライブ配信URL(配信予定:6月4日 9時30分~)
https://www.youtube.com/watch?v=i3EqjiHY2p0
(Text Toru Matsumura)