ポルシェジャパン株式会社とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第5戦 および 第6戦 PCCJ 200th Anniversary Raceの予選を、鈴鹿サーキットで開催と発表した。
*セッション開始時のコンディションは以下のとおり。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:25度 路面:36度(セッション開始時)
今シーズンのPCCJは6大会全11戦で競われているため、今回の鈴鹿大会がシーズンの折り返しレースとなる。今年初の鈴鹿ラウンドは、予選前日の2日(金)に専有走行が2回予定されていた。だが、台風2号の接近により大荒れの天候に見舞われてしまい、1回目は数台が数周走ったのみとなった。2回目の走行時間帯は、さらに悪天候となってしまったために走行時間枠がキャンセルに。そのため、翌日の予選は各ドライバーともぶっつけ本番でのタイムアタックとなった。
迎えた3日の予選日は、曇り空から太陽が徐々に顔を覗かせ、予選開始時には完全な晴天となる。予定より5分遅れとなる12時10分にスタートした30分間のPCCJ公式予選は、開始とともに11台のマシンが一斉にコースイン。
BINGO RACINGの#60 小河諒選手と#9 武井真司選手の2台は、クリアラップを確保するためにタイミングをずらしてコースインする。そしてコース状況を確認しながらタイヤを温めて、3周目から本格的なタイムアタックが開始される。この3周目に#60 小河選手が記録した2分3秒462が今回のトップタイムとなり、#60 小河選手は5戦連続でポールポジションを獲得。
しかし#60 小河選手は、「コースレコードの更新を狙っていたので、タイム的には満足いく結果を出せませんでした。決勝では、さらなる速さを追求して走りたいと思います」と、予選結果には満足していない。予選2番手は、ポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 佐藤巧望選手となるが、タイムは2分04秒472とトップの#60 小河選手に約1秒の差をつけられてしまう。「思った以上のタイム差が着いてしまいましたが、決勝では小河選手に勝負を挑める速さを見せられるように頑張ります」と、#91 佐藤選手は巻き返しを誓う。
プロアマクラスは、昨年のアマクラスチャンピオンである#10 MOTOKI選手が2分05秒633を記録してクラスポールポジションを獲得。「今回の予選では4秒台を狙っていたのですが……。決勝は課題のスタートをしっかりと決められれば、そのまま逃げ切れると思っています」と、#10 MOTOKI選手は意気込みを語る。一方、2番手に終わった#98 IKARI選手は、「タイムアタック時にコースレコード更新の手応えを感じていたのに、途中でブレーキングミスをしてしまい結果を出せませんでした」と悔しがる。クラス3番手となった#63 長嶋重登は、決勝で今シーズン初の表彰台獲得を狙う。
アマクラスのポールポジションは、前回の富士大会に続いて#7 IKEDA選手が獲得。「富士ではスタートを失敗してしまい優勝できなかったので、今回はきちんと決めて優勝を狙います」と力強く語る。
予選中のセカンドベストタイムで決定した第6戦PCCJ 200th Anniversary Raceの予選結果は第5戦と同じく、プロクラスは#60 小河選手、プロアマクラスは#10 MOTOKI選手、アマクラスは#7 IKEDA選手が、それぞれポールポジションを獲得した。
第5戦の決勝レースは3⽇(土)17時スタート(10周もしくは30分間)、第6戦PCCJ 200th Anniversary Raceは4⽇(日)9時35分スタート(10周もしくは30分間)を予定する。なお、決勝レースは下記のポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルでライブ配信される。
●第5戦ライブ配信URL(配信予定:6月3日 16時55分~)
https://www.youtube.com/watch?v=CYvQi7lAsvQ
●第6戦ライブ配信URL(配信予定:6月4日 9時30分~)
https://www.youtube.com/watch?v=i3EqjiHY2p0
(Text Toru Matsumura)