ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、4月27日、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第3戦および第4戦 Mobil 1 Challengeを、富士スピードウェイ(静岡県)で 2023年5⽉3⽇(水・祝日)、4⽇(木・祝日)に開催すると発表した。
富士スピードウェイのコースレコードは昨年プロクラスで1分40秒を初めて切る1分39秒768が記録されており、今年はこのタイムを上回るかが注目される。また、プロアマクラスは1分41秒656、アマクラスは1分41秒933がコースレコードで、こちらのコースレコード更新も期待される。
PCCJ開幕大会となった岡山の第1戦プロクラスは、昨年PCCJで3度目のチャンピオンを獲得した#60 小河諒選手と、今年のポルシェジャパンジュニアドライバーである#91 佐藤巧望選手が一騎打ち。テール・トゥ・ノーズの戦いから#91 佐藤がレース中盤に#60 小河選手を見事オーバーテイクして、ポルシェジャパンジュニアドライバーとしては2018年以来となるデビューレースでの優勝を飾った。
第2戦は難しい路面コンディションの中、#60 小河選手がベテランらしい安定した走りを見せて優勝。これで#91 佐藤選手、#60 小河選手ともに各1勝で、獲得ポイントは45点で並んでおり、富士ではどのような戦いが展開されるのか注目される。
プロアマクラスは、2022年プロアマクスの王者#98 IKARI選手、2015、2017年ジェントルマンクラスと2017年のシリーズ王者である#9 武井真司選手、2022年アマクラスの王者#10 MOTOK選手Iと3人の王者経験者を含む6人がシリーズエントリーする。開幕大会は#98 IKARIが連勝を飾ったが、6人のドライバーの実力はほぼ互角といえ、走り慣れた富士では誰が勝ってもおかしくないだろう。
また、アマクラスは2019年以来のPCCJ参戦となった台湾の#88 Tiger Wuが、開幕大会で2連勝を飾ったが、こちらもドライバーの実力は拮抗している。
PCCJ 第3-4戦富士⼤会のスケジュールは、5⽉2⽇(火)に30分間の専有⾛⾏が2セッション予定され、予選は5⽉3⽇(水・祝日)12時05分〜12時35分の1回のみ。
決勝レースは、第3戦が3⽇(水・祝日)17時05分スタート(15周もしくは30分間)、第4戦Mobil 1 Challengeが4⽇(木・祝日)9 時35分スタート(15周もしくは30分間)を予定する。
なお、第3-4戦の決勝レースはポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルにてライブ配信を予定している。
(Text Toru Matsumura)