2021年8月30日、ポルシェAGは「タイカン」と「タイカンクロスツーリスモ」の新しいモデルイヤーに、さまざまな変更を加えることで、機能や性能を強化すると発表した。

画像1: 「タイカン」がアップデート

新しいモデルイヤーのタイカンは、ノーマルおよびレンジモードでは、フロントの電気モーターはほぼ完全に切り離すとともに、4WDモードでは部分負荷時に無通電状態に。さらに、コースティング時や停車時には、すべてのアクスルへの駆動力を停止する。この“電気フリーホイール機能”により走行抵抗を低減。カタログ上の数値は変わらないものの、実電費の向上が期待できる。

オプションのリモートパークアシストにより、スマートフォンを使い遠隔操作で駐車が可能になる。Appleの「CarPlay」に加えて、Googleの「Android Auto」に利用も可能になった。

画像2: 「タイカン」がアップデート

ボディカラーの選択にも自由度が増し、17種類の標準塗装カラーに加え、ムーンライトブルーメタリック、アシッドグリーン、ルビースター(写真)、リビエラブルー、ビオラメタリックといったポルシェ特有のカラーを含む63種類色が塗装可能な「ペイントトゥサンプル」と、ほぼ完全に自由に顧客がカラーを選べる「ペイントトゥサンプルプラス」が利用可能になる。

画像3: 「タイカン」がアップデート

現在タイカンは、主力の「911」に並ぶ台数が販売され、2021年前半だけでも2万台が納車される人気モデルになっている。

これに対応すべく、ポルシェジャパンでは国内の充電インフラの整備に積極的に取り組んでおり、パワフルな150kW (CHAdeMO規格)の「ポルシェターボチャージャー」が設置された「ポルシェターボチャージングステーション」は、すでにLINKS UMEDA、あべのハルカス、ヒルトン名古屋、ナゴヤセントラルガーデン、虎ノ門ヒルズで稼働しており、今後も順次増やしていく予定。また、ポルシェセンターのうち、すでに27拠点で、ポルシェターボチャージングステーションと同規格のDCチャージャーが稼働しており、2023年末までにはすべてのポルシェセンターでの設置が完了する予定だ。レジャー施設などを対象に8kW出力の普通充電器を設置する「ポルシェデスティネーションチャージングステーション」も現在15カ所で稼働中で、タイカンオーナーにとっては今後ますます利便性が高まることになるだろう。

(Text by Satoshi Ubukata)

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