2019年6月12日、ポルシェジャパンは、2019年8月1日付で同社の新しい代表取締役社長として、ミヒャエル・キルシュ氏(54歳)が就任すると発表した。
キルシュ氏は、かつてポルシェチャイナ(中国)で最高執行責任者の任にあたり、現在はポルシェコリア(韓国)の社長を務めている。
ポルシェジャパンの社長に就任するにあたって、ポルシェAGのセールスおよびマーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラテン氏は、「ポルシェコリアは、2018年には過去最高の販売記録を達成し、また第三者機関の顧客満足度&サービス調査で1位を獲得するなど、優れた業績を挙げましたが、これに関してミヒャエル・キルシュは非常に重要な役割を果たしました。今度はポルシェジャパンの代表として、日本市場に秘められた可能性をフルに引き出すのに一役買ってくれるでしょう」と期待の言葉を述べている。
これにともない、現在ポルシェジャパンの代表取締役社長を務める七五三木敏幸氏は、2019年7月31日付で退任する。七五三木氏は2014年2月からの在任期間中に、ポルシェ正規販売網の強化や顧客満足度の向上、ミドルサイズSUV「マカン」の導入などにより、日本国内におけるポルシェ年間新車販売台数の約50%伸長を実現。2018年まで9年連続の成長を継続してきた。
(Text by Satoshi Ubukata)