2018年11月1日、フォルクスワーゲン/アウディオーナーを対象にしたドライビングレッスン「8speed.net Driving Lesson in FSW」を富士スピードウェイで開催しました。
今回が3度目となるドライビングレッスンが、秋晴れのもと、富士スピードウェイのジムカーナ場で開催されました。過去の2回同様、今回も運転の基本を学んでいただける基礎編を実施。一般道ではなかなか体験できないさまざまなシチュエーションを、安全な場所で繰り返し練習することで運転の基本を学ぶとともに、いざというときに危険を回避する能力を身につけてもらうのが目的です。
今回は女性3名を含む15名が参加。いつも以上に和やかな雰囲気で(!?)レッスンが進行しました。
前回に引き続き、講師を務めるのはモータージャーナリストの齋藤 聡さんです。業界屈指のドライビングスキルを誇るばかりか、ドライビングレッスンのインストラクターとしても経験豊富な齋藤さんが、運転の基本をやさしく教えてくれます。
そして、「ツインリンクもてぎ 夏の12時間耐久」に参戦した須田 力さんが、愛車のAudi RS 3 Sedanとともに助っ人として駆けつけてくれました!
まずは齋藤さんによる座学からプログラムがスタート。ここではドライビングの基礎を簡単に学び、その後はほぼ丸々実技になります。
最初はウォームアップを兼ねて、フルブレーキと、ブレーキによる危険回避のレッスン。「そんなの簡単!」と思うかもしれませんが、いざ実際にフルブレーキをかけてみると、タイミングが遅れたり、ブレーキを踏む力が足りなかったり......。
そんな参加者に対し、「シートをもう少し前にしてみたら」とか「思い切りブレーキを踏んでみましょう」と、斎藤さんからは適切なアドバイスが。おかげで、何回か繰り返すうちに、フルブレーキも危険回避も見る見る上達していきます。
カーブに進入したら、その先に障害物があった......。そんなシチュエーションをブレーキで回避するレッスンも行いました。ESCがあるおかげで、コーナリング中にブレーキを踏んでも比較的安定していますが、進入スピードが速いと挙動が乱れることも。ブラインドコーナーはいつでも停車できるスピードで進入することが大切なんですね。
さらに、リズミカルにパイロンスラロームを行ったり、素早くコンパクトにオーバールコースを周回するプログラムで、速度調整と荷重移動の大切さを身につけていきます。齋藤さんによる同乗走行もあり、同乗後はあきらかに運転が変わる参加者も少なくありませんでした。
そして最後に、パイロンでつくったコースを使ってタイムアタック。運転技術を一日学んだだけに、初心者でもスムーズなドライビングでできるようになっていたのには驚きです。
この日の様子は、後日、写真や動画を公開する予定ですが、「クルマが身近になった」「愛車を思い切り走らせられて楽しかった」など、歓びの声が多く聞かれました。
このレッスンが、皆さんの今後のカーライフのお役に立てば幸いです。今後も不定期ですがドライビングレッスンを開催していきますので、まだ一度も参加したことがないという人は、ぜひ次回ご一緒しましょう!
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)