140228-ROCO-11.jpgVolkswagen、Audiのドレスアップを手がける老舗の「PIT HOUSE ROCO」の代表・十川一三氏とVOLK RACINGのプロデューサー・山口浩司氏がVOLK RACING G27、そして、クルマへの熱い思いを語った。 140228-ROCO-1.jpg「VW+Audi車生活応援」をテーマに掲げ、関西地区のフォルクスワーゲン、アウディオーナーから絶大な支持を集めているPIT HOUSE ROCO。伊丹市にあるショップには、ドレスアップパーツ、チューニングパーツが所狭しと展示され、フォルクスワーゲン、アウディオーナーにとっては、まさに楽園といえるスポットだ。
また、1Fのピットでは、経験豊富なメカニックが各種パーツの装着を行い、オーナーのさまざまな要望に応えてくれる、実に頼りになるお店なのだ。

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140228-ROCO-5.jpgこのPIT HOUSE ROCOで代表を務める十川一三氏(写真左)は、現在も第一線で、クルマ業界を見つめている。そんな十川と、VOLK RACINGのプロデューサー・山口浩司氏との会話に耳を傾けてみよう。
山口:十川さんがROCOは始めたのはいつですか?

十川:1977年5月2日。現在37年目です。

山口:ゴルフのチューナーとしては関西の草分けですよね。

十川:初めてゴルフ1に乗ったとき、「これはめっちゃ楽しい。誰もやっていないから、やってみたい」。そう思いました。それでデモカーとして、並行輸入でしか手に入らなかったゴルフ1のGTIを買ったんですよ。

山口:それからゴルフはずっと買いました?

十川:ええ。ただ、ゴルフ6だけは飛ばしました。あれはゴルフ5.5だったから(笑) でもゴルフ4からの乗り換えならありでしょう。

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山口:ゴルフ7はどうですか?

十川:ゴルフ7は、前評判だけで感覚的に「あっ、これええな」と思って買いました。どんな装備がついているとか調べもせずに(笑)。ディーラーに引き取りに行って、「帰るのに必要な取り扱いの説明を頼むわ」といったら、「サイドブレーキは電気なんですよ」といわれて驚いた。これじゃスピンターンできないよ、おもろないわって。あと、居眠り防止で車線を見る装置とか、前車との距離の警告とか、いろいろあってまた驚いた。

山口:フォルクスワーゲンは出し惜しみをしませんからね。普通は順列があって、新しい装備は上のモデルから着けるものですけど、フォルクスワーゲンは無視。DSGもそう。

十川:DSGのGTIは何も考えずに通勤に使えるし、ゴルフに行くのもこのGTIです。足まわりをいじったりして、いまほぼ100%お気に入りのセッティングになっています。

山口:十川さんは偉大なユーザー代表ですよね。自分のクルマでいろいろ試すというのは、弊社社長の斯波と一緒。

十川:斯波さんはホイールはもちろんのこと、クルマ全般の知識やキャリアが豊富。そんな人が自分で楽しめるモノを考えるから、いい製品ができる。実は、RAYSの斯波さんは、オートバックス時代の3つ後輩。どこに行っても私を立てて、「十川さんには頭上がりまへんわ」といってくれます(笑)

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140228-ROCO-7.jpg山口:私がROCOさんを担当しているのはここ3年くらいです。最近は輸入車の垣根が取れてきていて、フォルクスワーゲンやアウディのお客さんがRAYSを選んでくれるようになりました。

十川:私のゴルフ7に「HOMURA 2×7」を履かせましたが、あれはなかなかよかった。
山口:そして、いま履いてくださっているのが「VOLK RACING G27」。普遍的な7交点のメッシュにパッケージをつけるという発想。あれはセンターロックを模したのではなく、あの5ホールの穴さえも無くしたい。それでホイールの美しさを極限にまで表現したかった。そこまでは斯波も理解してくれましたが......。

十川:斯波さんがなんと?

山口:センターキャップを外したときにそこが"ちゃち"だったらお客さんはがっかりすると。お客さま目線ですよ。それで、丸いパッケージじゃなく、花びらみたいな3次元のデザインにしました。当然つくるのは非常に難しい。すると斯波は「ここで特許が取れるくらいのデザインにしないと許さない」って。それでなんとか改良して斯波に見せたら、「そうそう、『ここがピタッとくるねん、カリカリって締まんねん』っていうのが大事なんだ」と。そのあたり、十川さんにそっくり(笑)

十川:そうか?(笑)

山口:そして、十川さんがGTIのデモカーを導入したというので、G27をお勧めしたわけです。

十川:G27は、結構大人っぽい。一見、スパルタンでやんちゃな感じだけど、実際に着けてみるとそうならないのがいい。

山口:普遍的なデザインですけど、究極まで詰めていますから。普通なんだけど仕立てのいいスーツみたいな感覚です。お店ウケするだけなら、軽くて安いホイールでいいわけです。走ったときのこととか、どれだけ長くもつとか考えず、テストさえ通ればいいなら、軽くて安いホイールがたくさんある。でも、それだけだと、乗ったときにバタつくんですね。実は、インナーリムが開いてるんです。8割の人はそこに気がつかないんですが。でも、十川さんをはじめ2割の人は気づく。だから、軽いだけじゃだめで、強くて剛性感のあるホイールを送り出しているんです。しっかりとした接地感、滑らかな走りに必ず効きます。

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十川:実際、このG27はめっちゃいいよ!

山口:斯波には「十川さん、気に入ってくれたみたいですよ」と伝えました。そしたら、「十川さんに気に入られたくらいじゃ、うれしないけどな」って(笑)

十川:ほっとけ(笑) それにしても山口さんは大変だと思いますよ。ホイールをつくるのにターゲットをどこに置くのか見きわめないとならないし、ホイールの色味やディスクの仕上がりなど、細部にわたった工夫も必要。そしてMade in JapanクオリティをSEMAショーや国際的な見本市で見せつけなければならないし。

山口:既成概念にとらわれないスポーティなホイールを求めるお客さま......そんな目線でモノをつくっているつもりです。私は53歳ですけど、まだまだいけるかなと。

十川:そうそう、私の今年のテーマは「大人の復権」。ユーザーが高齢化しているけれど、メインの40代後半から50代と、70代の趣味がかぶっている。ジェネレーションのギャップがなくなっている。

山口:フォルクスワーゲンやアウディを素敵に乗る大人には、ぜひROCOさんみたいなお店に足を運んでほしいですね!

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(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Hiroyuki Oshima)

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