150804-A1-5.jpgAudiのチューニングを手がけるHitotsumaya GmbHが、Audi A1をベースとしたレーシングカー「Audi A1 Racer」を製作した。 Audiのレーシングカーといえば、「Audi R18 e-tron quattro」を筆頭に、市販車ベースの「Audi R8 LMS ultra」や「Audi TT Cup」があるが、日本で活躍しているのはSUPER GTに参戦中のAudi R8 LMS ultraだけで、ファンが個人で楽しむにはあまりに遠い存在である。

そこで、Audiを使ったモータースポーツをより身近なものにしようとHitotsuyama GmbHが製作したのが、「Audi A1 Racer」だ。

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日本仕様のAudi A1 1.4 TFSIがベースのこのクルマは、JAF公認レースへの参戦を目指すもので、そのためにさまざまなモディファイが加えられている(公道走行不可)。

たとえば、エクステリアではAudiらしいカラーリングが目を引くが、よく見ると牽引フックやボンネットピンといったレース専用部品が装着されている。

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足もとは、225/40R18のContiForceContactにOZのウルトラレッジェーラの組み合わせ。マットブラックのカラーは特注である。

サスペンションはビルシュタインの車高調整式サスペンション「B16」に変更している。ブレーキはエンドレス製を装着する予定だ。

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エンジンはノーマルのままだが、GruppeMのRAM AIR SYSTEMを装着して吸入効率を向上。トランスミッションもベース車両と同じ7速Sトロニックを採用するので、煩わしいシフト操作から開放され、ドライビングに集中できる。

なお、専用マフラーは現在製作中である。

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インテリアは内張などをはがし、レースで使用可能なロールケージを装着している。

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シートはレカロのSP-Gを2脚搭載。運転席にはサベルトの6点式シートベルトを装着する。アルカンターラのステアリングホイールや各所に配されたカーボンパネルもレーシングカーらしい雰囲気づくりに一役買っている。

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Hitotsuyama GmbHでは、このAudi A1 Racerでスーパー耐久シリーズの参戦を目指す考えだが、さしあたっては、プライベート/グループレッスンのスクールカーとして活用したい考えだ。

参加型のレースやスポーツ走行にも最適なクルマとして、要望があれば250万円程度(ベース車両を除く)で製作することも可能だという。

ある程度台数が集まればワンメイクレースも夢じゃない!?

Audiでモータースポーツに挑戦しようと思っている方や手軽に本格的なスポーツ走行を楽しみたい方にとっては注目の1台である。

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(Text by Satoshi Ubukata)

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