160518-Oya-06.jpg【イタリア直送 大矢アキオのかぶと虫! ビートル! マッジョリーノ!】

ご存知のとおり、今年2016年はゴルフGTI誕生40周年である。ここに紹介するのは、「ゴルフGTIクラシック・クラブ」。ベルギーとフランスのファンを中心に、2005年発足した愛好会である。

対象は初代と2代目だ。それもオリジナル・コンディションの個体のみである。パーツは新車当時の純正のみ装着可。真面目な集まりだ。

160518-Oya-04.jpg160518-Oya-05.jpg
それでも発足10年で会員数は130人を数え、その国籍は上記2国に加えスペイン、ルクセンブルクそしてイタリアにも及ぶ。

160518-Oya-02.jpg
すでに50回近い走行会と、10回のサーキット走行イベントを企画してきた。

副会長で普段は建築デザイナーのノエル・レナルド氏は、GTIの魅力を語る。

「新車当時、欧州にはコンパクトカーをベースにしたハイパフォーマンス仕様がいくつか存在した。でもね、信頼性と安全性ではゴルフGTIが群を抜いていたんだよ」

160518-Oya-01.jpg
いっぽうで冷静な分析も。

「初代ゴルフは、フロントウィンドーまわりとリヤフェンダーが錆に侵食されやすいね」

そのためガレージ保管は、良好なコンディションを保つための第一歩という。

クラブのウェブサイト160518-Oya-03.jpg
クラブによると、ゴルフ愛好家のことはフランス語で「ゴルフィスト」と呼ぶらしい。

ノエル氏は今年2月、パリのヒストリックカーショー「レトロモビル」で40歳のモデル特集が企画された際、愛車の1978年型(写真)とともに単身乗り込んで、GTIの魅力を"伝道"していた。

160518-Oya-07.jpg
ノエル氏の情熱に感化されて、さらにゴルフィストが増えることを期待しよう。

(文と写真=大矢アキオ Akio Lorenzo OYA)

This article is a sponsored article by
''.