【イタリア直送 大矢アキオのかぶと虫! ビートル! マッジョリーノ!】
対象は初代と2代目だ。それもオリジナル・コンディションの個体のみである。パーツは新車当時の純正のみ装着可。真面目な集まりだ。
それでも発足10年で会員数は130人を数え、その国籍は上記2国に加えスペイン、ルクセンブルクそしてイタリアにも及ぶ。
すでに50回近い走行会と、10回のサーキット走行イベントを企画してきた。
いっぽうで冷静な分析も。
ノエル氏の情熱に感化されて、さらにゴルフィストが増えることを期待しよう。
ご存知のとおり、今年2016年はゴルフGTI誕生40周年である。ここに紹介するのは、「ゴルフGTIクラシック・クラブ」。ベルギーとフランスのファンを中心に、2005年発足した愛好会である。
対象は初代と2代目だ。それもオリジナル・コンディションの個体のみである。パーツは新車当時の純正のみ装着可。真面目な集まりだ。
それでも発足10年で会員数は130人を数え、その国籍は上記2国に加えスペイン、ルクセンブルクそしてイタリアにも及ぶ。
すでに50回近い走行会と、10回のサーキット走行イベントを企画してきた。
副会長で普段は建築デザイナーのノエル・レナルド氏は、GTIの魅力を語る。
「新車当時、欧州にはコンパクトカーをベースにしたハイパフォーマンス仕様がいくつか存在した。でもね、信頼性と安全性ではゴルフGTIが群を抜いていたんだよ」
いっぽうで冷静な分析も。
「初代ゴルフは、フロントウィンドーまわりとリヤフェンダーが錆に侵食されやすいね」
そのためガレージ保管は、良好なコンディションを保つための第一歩という。
クラブのウェブサイト
クラブによると、ゴルフ愛好家のことはフランス語で「ゴルフィスト」と呼ぶらしい。
クラブによると、ゴルフ愛好家のことはフランス語で「ゴルフィスト」と呼ぶらしい。
ノエル氏は今年2月、パリのヒストリックカーショー「レトロモビル」で40歳のモデル特集が企画された際、愛車の1978年型(写真)とともに単身乗り込んで、GTIの魅力を"伝道"していた。
ノエル氏の情熱に感化されて、さらにゴルフィストが増えることを期待しよう。
(文と写真=大矢アキオ Akio Lorenzo OYA)