横川の釜めし。メジャーすぎてむしろ外す、という方もいるかもしれません。そのくらいメジャーな駅弁の一つ、横川駅の峠の釜めし。上信越自動車道の横川サービスエリアも釜めしのおぎのやさんです。
先日、朝帰京というのでここを通る機会がありました。振り返るとそんなに遠くもなく、メジャーな施設ながらあまりずいぶん久しぶりな気が致します。
朝食のタイミングとなるともしかすると初めてかも。朝ごはんも釜めしのおぎのやらしいメニューが並びます。私は「鶏ごぼうおにぎりと豚汁のセット」をいただきました。あつあつの鶏ごぼうご飯のおにぎりと具沢山な豚汁というセットながら、なかなか満足度の高いメニューです。
甘く炊かれた鶏肉とごぼう、それの混ぜご飯で作られたおにぎり。濃いめの具材でおにぎりとはいえ、ちょっとした「あの釜めし」の満足感さえ感じます。そして大きめのお椀で供される豚汁。お椀が大きめであることも確かに影響はしておりますが、手に持つとずっしりとしたその重みは汁物の域を超えております！
豚肉はもちろん、根菜類やこんにゃくなどたっぷりの具。朝イチ、汁気とたっぷりの温野菜は体にも優しいですが、そんな食べるサラダみたいな朝のスープがわりに単品で食べてもいいのではないか？そう思わせる満足感がこの豚汁にはあるのです。
もうゴールデンウィークも過ぎたこの時期ではありますが、朝から雨の降る、濃い霧のかかったこの日の朝、寒いとは言わないまでも、少し冷えますな、という天気に、この具沢山豚汁は嬉しい。
9時前から、季節商品ではなくオーソドックスな釜飯についてはすでに売店で販売されていました。それももちろん購入しましたが、それはお昼のお楽しみといたしましょう。
卵や納豆の朝ごはんというのとは少し違いますが、大変満足、横川で元気におはようの挨拶。そんなここならではの朝ごはんでした！
(Text & photos by Kentaro Nakagomi)
