西へクルマを進めると、地味に長いのが兵庫県。それに比べていくらか短く気が楽なのが岡山県。いずれにせよ、広島県に入れば「ようやく広島まで来た」とひと休みしたくなるもの。

画像1: 【満腹ドライブ】美味い!パリフワ!むしろこれだろ!な「府中焼」〜山陽道福山SA下り線〜

西へクルマを進めると、地味に長いのが兵庫県。それに比べていくらか短く気が楽なのが岡山県。いずれにせよ、広島県に入れば「ようやく広島まで来た」とひと休みしたくなるもの。

岡山県から広島県に入るとまず福山、ですね。

画像2: 【満腹ドライブ】美味い!パリフワ!むしろこれだろ!な「府中焼」〜山陽道福山SA下り線〜

広島といえば、牡蠣?もみじ饅頭?お好み焼き?エリア的には、見た目よりはコクのある力強い尾道ラーメンもなかなか捨てがたい。ここはひととおり、そういうのが揃う印象です。

まあ高速道路の通過点、なんでもいいようなものですが、きちんと地元の良さが網羅されていて並び、いよいよ来たんだ!と思えるラインナップが来県最初のサービスエリアとかで整っていると、妙に「歓迎されてるのかな?」と思ったりして嬉しくなるもの。福山はそんな魅力があり、ちょっとトイレ休憩くらいでも立ち寄りたくなるサービスエリアです。

しかし、この辺り、もっと遅い時間になってから通ることも多く、そうなるとフードも選択肢は狭くなり寂しいもの。そんなのは自業自得ではありつつも、とても寂しい気持ちになるものです。

しかし先日、まだ日没まもなく、くらいの時間に通ることができました。遅めのブランチを食べて以来何も食べていないので、せっかくなので福山サービスエリアで、何か食べていこうということになりました。

画像3: 【満腹ドライブ】美味い!パリフワ!むしろこれだろ!な「府中焼」〜山陽道福山SA下り線〜

なんと、独立して頼んだら焼いて作ってくれるお好み焼き屋さんもあるではないか!粉物粉物!内心子どものようにはしゃぎ出し、これはもう不可避であろうということで、一枚焼いていただくことにしました。

しかしソバ肉天+の次のクダリがいろいろあって実に迷う。まあ、場所柄牡蠣も捨てがたい。ただ、まだまだ先もあるからあまりヘビーにコッテリとやるのもちょっと違うかなと。そして焼きそばやたこ焼きもあるではないか!

さらにメニューを見ていると「お好み焼きと府中焼がお選びいただけます」とあります。確かに府中というところ福山の近くにありますね(広島市の近くの府中町とは別の、府中市という町がある)。そのエリアのことだな?どう違うのかしら。メニューの前で大いに決めかねていると、お店の方が教えてくれました。「このそばの地域では割とメジャーなんですが、豚バラの代わりにミンチが入り、もやしは入らないです。高速道路だとここだけなんですよね!」とのこと。

もやしが入らないと聞くと、なんだか寂しい気持ちにもなりますが「ここでしか食べられない」は大いに心を揺さぶられるワードであります。

ということで府中焼でそば肉天、ネギをたっぷりかけていただくことにしました。ちなみにたこ焼きも惹かれたので、追加で頼もうと思って聞いたら「すみません終わってしまって」とのこと。神様から食べ過ぎだぞと言われた気がしたのでまたの機会にしたいと思います。

画像4: 【満腹ドライブ】美味い!パリフワ!むしろこれだろ!な「府中焼」〜山陽道福山SA下り線〜

それでも見た目は概ねお好み焼きのような。待つことしばし、完成したものにマヨネーズをかけてもらって食べてみることに。

バラ肉やもやしがないので、箸で切りやすい!というのが最初の印象。ミンチの肉に生地が染み込み、ポロポロと崩れることもあまりない。そして口に運ぶと、生地全体に肉など具の味がしっかり広がっていて香ばしく旨い!そばもその脂で焼きが入り、味の連帯感がとても強い。ふっくらとしたキャベツの甘みも良いコントラスト!これは美味い!と思ったものでした。

切りやすいし、口に運びやすいこともおたふくソースの想定外の方向への飛散も防げるなと思いました。とにかく、ドライブの途中で食べたくなるお好み焼きは、府中焼の方がアドバンテージがあるように思えてなりません。

食後「ごちそうさまでした?とても美味しかった♪」とお店の方に告げてお店を後に。それはよかったです。またお越しください!お気をつけて!と声をかけていただきました。腹も満たされ、口いっぱいに美味しい満足感が。最後にあたたかく送り出していただく。こういうちょっとしたコミュニケーションも高速メシの醍醐味の一つですよね。

福山で見つけたちょっと違う地元の味。次もこれを頼みそうでなりません。

画像5: 【満腹ドライブ】美味い!パリフワ!むしろこれだろ!な「府中焼」〜山陽道福山SA下り線〜

(Text & photos by Kentaro Nakagomi)

This article is a sponsored article by
''.