2021年8月18日、日本ミシュランタイヤは、全天候型タイヤ「MICHELIN CROSSCLIMATE +」を進化させた「MICHELIN CROSSCLIMATE 2」を発表し、10月8日から順次販売を開始する。
「雪も走れる夏タイヤ」として、ミシュランがEUで「CROSSCLIMATE」を発売したのが2015年のこと。その2年後には「CROSSCLIMATE +」が発売され、2019年には日本でもCROSSCLIMATEシリーズの販売が開始された。
サマータイヤとしての性能を備えながら、突然の雪にも対応できる性能を持つ、四季を通じて利用が可能ないわゆる“オールシーズンタイヤ”は、冬の前後でわざわざ履き替える必要がなく、交換の手間や外したタイヤの保管場所にも困らないということで、非降雪地域のユーザーのあいだで人気が高まっている。
ミシュランが投入したCROSSCLIMATEシリーズも、「突然の雪に慌てない」「夏タイヤのドライ/ウェット性能はキープしたい」「季節ごとのタイヤ交換から解放されたい」という消費者ニーズに合致し、2019年には初年度販売目標の293%を達成。さらに2020年は前年比156%、2021年1〜7月は前年同期比で137%と、成長を遂げている。
この人気をさらに加速すべく投入されるCROSSCLIMATE 2は、これまでどおり「雪も走れる夏タイヤ」として位置づける一方、「ドライ/ウェット性能の向上」「より進化した雪上性能」「夏・冬ともに高い性能が長く続く」といった進化を遂げている。
具体的には、従来のCROSSCLIMATE +に比べて雪上でのブレーキ性能が7%向上するとともに……
ウェット路面、ドライ路面でのブレーキ性能がそれぞれ6%、5%向上している。
その実現には、1年を通じてより安全に走行できる新開発の「サーマル・アダプティブ・コンパウンド」や、排水・排雪性能が向上した新Vシェイプトレッドパターンなどを採用している。
CROSSCLIMATEシリーズは、ドライ、ウェット路面に加えて、圧雪路やシャーベット路を安心して走行可能。スノーフレークマーク(山と雪のマーク)が刻まれており、高速道路の冬用タイヤ規制が敷かれた場合でも通行ができる。ただ、凍結路の走行は推奨しない。
導入サイズは15インチから20インチの計61サイズで、価格はオープン。