新東名高速、西へ向かうと長いなあと思うのは静岡県でしょうか。
御殿場すぎて東名と新東名が別れてから浜松いなさのちょっと先まで、延々と150km弱。なんでも全国で最長の6車線道路なんだそうです。
富士山を横目に過ごすとそれほど険しくない山々の谷間を進み、海の県という静岡とは少し違った内陸を走るため、余計に長く感じるのかもしれませんね。
まあ、この距離ですから一度はどこかで休憩した方が良いでしょう。いつも決まった場所で休むことにしている、というわけではなく、むしろ、「最近ご無沙汰してるなあ」とか、「気分的にそろそろ休む?」というのを判断基準に、休憩ポイントは決めるようにしています。
名古屋方面に向かっているとき、久しくご無沙汰だった遠州森町で休むことにしました。早朝から走り始めており、昼にはまだ早いが空腹。そんな具合で目に止まったのが「刻み鰻のうな卵丼」!
この先は浜松で、この辺りまで来ますと、鰻は何かと気になることが多いですね。
ということで、これをいただくとしましょう。
待つことしばし。ふわふわ卵でとじられたうな卵丼が出てきました。暑くなってくるので鰻はうれしいですが、大きなさじで口に一口運ぶと、鰻以上に甘辛く、ふわふわな卵にこそ喜びがあることがわかります。
でも親子丼や、卵丼よりももう少しコクがあって、パワフル。道中飯としては鰻以上にいいチョイスだったなあなどと思ってしまいました。値段も鰻丼、鰻重の類よりもちろん安価。どの道刻まれていますし、1000円以下はうれしいですね。
食事をした人はコーヒーの割引券も貰えます。一杯いただいて出発しますか。
これなら年配の方もお子さんも食べやすいし好きかも。なかなか良いドライブ飯でブランチとなりました♪
「森の茶屋」でコーヒーを入れてもらったら、森町産の抹茶とおはぎとか、抹茶ソフトとか、みたらし団子など悩ましいじゃないか!
立ち寄るとまた来たくなり、次回の宿題がどんどん増えていく。旅とはそもそもそういうものかもしれませんね。
(Text & photos by Kentaro Nakagomi)