141021-OZ-25.jpgイタリアのアルミホイールブランドとして日本でも高い支持を集めるO・Zと、フォルクスワーゲンのアクセサリーやパーツの販売を手がけるmaniacsがコラボレーションし、別注モデルの「Superturismo-LM025」を発売。その誕生のいきさつやこの製品にこめられた思いを、オーゼットジャパン代表取締役の内山晶弘さん(写真左)とマニアックス代表取締役の山下純一さん(写真右)が語る。 O・Zの人気モデル「Superturismo-LM」をベースに、特別なカラーとオリジナルのロゴを施したmaniacs別注モデルが「OZ × maniacs Superturismo-LM025」だ。

■フォルクスワーゲンのために

内山:この企画が始まる前に、私たちはSuperturismo-LMのフォルクスワーゲン専用モデルを発売したんですよ。フォルクスワーゲン純正センターキャップが付けられるようにキャップ嵌合部を変更することをイタリア本社に提案して実現したものです。たまたまmanicasを訪ねたときに「こんなものがあったらいいよね」というところから始まったんですよね。

山下:Superturismo-LMの普遍的なデザインに、フォルクスワーゲン純正センターキャップを組み合わせてみたかったんです。

141021-OZ-22.jpg内山:しかもこのSuperturismo-LMは、フォルクスワーゲン グループとは切っても切れない縁がありますからね。同じグループのアウディがルマンに参戦するために開発したマシーンにOZがホイールを提供したのですが、それをモチーフに市販車向けにつくったのがこのSuperturismo-LM。LMはルマンの意味です。
山下:そういう背景を知るとまたうれしいですよね。

内山:フォルクスワーゲン専用モデルは、純正ボルトがそのまま使えるだけでなく、ハブも専用にしました。ハブリングが不要なのでホイールだけ購入すれば済みます。

141021-OZ-21.jpg山下:その発展形としてmaniacsのオリジナル仕様をつくろうと考えたのが、今回の企画の始まりでした。フォルクスワーゲン専用モデルはマットブラックだけなので、もう少し幅広いコーディネートができる薄めの色がほしかった。
内山:Superturismo-LMには設定のない"グリジオコルサ"を選びましたね。O・Zがいまオススメしている色です。

山下:「Formula HLT」をゴルフ6 GTIやゴルフ7 GTIに履かせたときに、とてもマッチしていたんですね。それもあって、この色でSuperturismo-LMをつくってみたかったんです。

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■O・Zは特別な存在

内山:O・Zは、世界レベルで見るとモータースポーツ界でナンバーワンのシェアを誇るレーシングホイールサプライヤーなんです。フォルクスワーゲン関連では、過去にドイツのニュービートルカップやポロカップにホイールを供給しましたし、いまはWRCのポロに装着されています。

山下:日本のルポGTIカップにもO・Zのスーパーツーリズモが使われていましたね。当時、僕はルポGTIに乗っていましたが、カップカーの印象が強くて、同じホイールを買ったくらいです。このとき初めてO・Zのホイールを購入し、以来、僕にとってO・Zは特別な存在です。

内山:どんなところが気に入っているんですか?

山下:純正ではないのに、純正のようにクルマに溶け込むところです。ゴルフ4 R32やニュービートルRSiにもO・Zが装着されていましたよね。なかでもゴルフ4 R32の印象はとても鮮烈で、似合いすぎるくらい似合っていて。いまでもゴルフ4 R32との組み合わせがベストだと思うくらい。レーシーな雰囲気が楽しめるのに、やり過ぎていないところもいいですね。そのうえ、クオリティも高い。

内山:O・Zはイタリアから世界66カ国に製品を送り出しています。なかには日本ほど道路環境が良くないところも多くありますが、そういう場所でも安全性や耐久性を確保するようなホイールづくりを行っています。つまり、世界基準のホイールづくり。強度試験ではドイツのTUVや日本のVIAをパスしています。

山下:安心感はありますよね。そういった基本性能を備えていながら、長く使えて安心して乗れるというのは、自動車という人の命を乗せて走るものには、必要な条件だと思いますね。

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■夢が叶った!

内山:O・Zのデザインをどう思いますか?

山下:イタリアのプロダクトというと、デザインが派手な印象がありますよね。ところがO・Zはドイツ的な質実剛健さと、イタリアの繊細さ、そして、最新モードっぽい感じが実にうまく調和していると感じます。新製品も、奇抜さはないけれど、クルマに履かせてみると新しさがあります。そういうところが好きですね。

内山:スポークの付け方とか出し方とかが他とは違いますよね。ちょっとしたところで色気を持たせるのは、どのホイールでもやっていることです。

山下:そう、O・Zには色気があるんですよ!

内山:曲線の使い方が上手んでしょうかね。塗装に関しても、ギラギラしたものはなく、大人に受けるような、長く履いても飽きの来ないデザインを打ち出しています。

山下:今回のSuperturismo-LMでは、個人的にはここ(下の写真を参照)の角度がとても好きなんです。これがあることで表情がでますよね。
 
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内山:それが色気なんだと思いますよ。それから、センターのテーパーをつけたことで、きれいに文字が載るんです。このテーパーとスポークのラインも、まさに色気の部分ですね。

山下:こういうのが真の"デザイン"なのだと思うんですよね。単に流行を追うのではなく、流行を意識しながらも長く履けるクオリティとデザインを備えていますよね。こういうのは他ではなかなかありません。

内山:わりとブレずに、自分たちの路線を歩んでいるのがO・Zなんです。

山下:ところで、今回のようなコラボレーションは珍しいんですか?

内山:そう簡単にはできないものなんですよ。私としてはmaniacsに日本市場でのポテンシャルを感じていましたから、イタリアの本社には、maniacsがフォルクワーゲンの有力"チューナー"であり、これから日本での存在感が増していくブランドであるとアピールした結果、今回のコラボ製品が実現したというわけです。

山下:実際は、maniacsはフォルクスワーゲンチューナーというよりも、パーツセレクトショップという立ち位置です。フォルクスワーゲンの良さを残しつつ、自分好みにモディファイするというのがmaniacs流です。そういう意味ではO・Zのホイールはmaniacsにとって実にマッチするブランドなんです。一方、個人的にはO・Zが好きなので、そこに自社のロゴが入るコラボモデルができたのは、私の夢がひとつ叶ったという感じです。

内山:これに留まらず、O・Zとmaniacsのコラボレーションモデルが、いろいろなサイズや色、仕様に広がっていけばいいですね。

■関連リンク

・OZ × maniacs Superturismo-LM025

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