「カラードプレート」の販売やパーツのカスタムペイントなどにより、ドレスアップのサポートを行う「Sprung(スプラング)」。今回は「ゴルフGTIクラブスポーツ」と「ゴルフR」の施工例を紹介する。
フォルクスワーゲンの各モデルを手軽に個性的な装いに仕立て上げる「カラードプレート」は、いまやドレスアップの定番だ。このカラードプレートを手がけている「
今回は編集部にある「ゴルフGTIクラブスポーツ」のエクステリアパーツにカスタムペイントなどを行った。
今回は編集部にある「ゴルフGTIクラブスポーツ」のエクステリアパーツにカスタムペイントなどを行った。
下の写真はゴルフGTIクラブスポーツのフロント上段のハニカムグリル。艶消し黒の塗装がなされているのだが、フロントバンパーのエアインテークやリップスポイラーなどがグロスブラック加工であることから、統一感や上質さにやや欠ける印象だった。
そこで、上段ハニカムグリルをグロスブラックに加工。これにより、フロントマスクの印象が格段に引き締まった。
このハニカムグリルの加工は作業者泣かせだという。SprungでWeb/広報を担当する金 東鶴さんによれば「綺麗な艶を出すためには、塗装面に対して塗料をできるだけ直角に近い角度から当てる必要がありますが、ハニカム網目の形状上、網目の奥の方はザラついた塗装面になりやすいです。また、塗装肌が荒れた部分は後から磨いて面を整えますが、ハニカムグリルは網目にポリッシャーが入らず後から磨くこともできません。そこで、クリアをさまざまな角度から少しずつ塗っては乾かすという作業を重ね、手間暇かけて仕上げました」という。
加工にあたっては、上段ハニカムグリルに加えてエンブレム類をSprungに送り、作業を行っている。その際、GTIエンブレムのベース部分もグロスブラックに塗装。そうしないと写真下の下側エンブレムのように艶消し黒のベース部分が目立ってしまうからだ。
こういった細かい気づかいもうれしいところだ。
ハニカムグリルが美しく仕上がったところで、さらに個性的なフロントマスクにするため、人気のカラードプレートを装着する。今回選んだのは、厚さ0.2mmのドライカーボンを採用したカラードプレートで、本物のカーボンが持つ質感を楽しむことができる。
下の写真は装着後の様子。VWマークからのぞかせる綾織カーボンが、スポーティな印象をさらに高めている。ゴルフGTIクラブスポーツの性格にもぴったりだ。
なお、このフロント用カラードプレートは、マイナーチェンジ前のゴルフ7/ゴルフ7ヴァリアントに対応する一方、マイナーチェンジ後のいわゆるゴルフ7.5/ゴルフ7.5ヴァリアントには対応していない。
フロントにあわせて、リヤにもドライカーボン製のカラードプレートを装着する。リヤのフォルクスワーゲンエンブレムを外すことができれば、自分でも装着が可能だが、コツがいるので今回はSprungの金さんに作業をお願いした。
作業上の注意などはSprungのウェブサイトに詳しい内容が掲載されているので、自分で作業する方はぜひ
下の写真が装着後の様子。ボディカラーがブラックなので目立たないかと思ったが、むしろまわりがブラックだとカーボンが際立つ。
下の写真が装着後の様子。ボディカラーがブラックなので目立たないかと思ったが、むしろまわりがブラックだとカーボンが際立つ。
なお、リヤ用カラードプレートはマイナーチェンジ後のゴルフ7.5/ゴルフ7.5ヴァリアントにも対応。ほかにも「ゴルフ6」や「ザ・ビートル」、「ポロ(6R)」にも装着が可能だ。
下の「ゴルフR」はSprungのデモカー。ここにもこだわりのカスタム塗装が施されている。
一見してノーマルとは印象が異なるこのゴルフ7.5R、その理由は......
フロントのアンダーグリルに、メタリックシルバーのラインが塗られているのだ。
さらにメタリックシルバーのラインはサイドステップとリヤディフューザーにも施され、クルマをぐるりと一周している。驚いたのは、フロントリップスポイラーとルーフスポイラー以外は標準のボディパーツを用いていること。シルバーラインだけで、これだけ印象が変わるとは!
下の写真はフロントのエンブレム。前述のとおり、ゴルフ7.5ではエンブレムの形状が変わったためにフロントカラードプレートが装着できなくなったが、Sprungではエンブレムの加工により、フロントマスクの雰囲気を変えることに成功している。
「フロントVWエンブレム マットクローム」は、純正エンブレムをマットクリアコートで加工。標準よりもエンブレムの光沢を抑えることで上質さを漂わせている。そのままでは表面がザラッとしたままなので、鏡面仕上げすることで滑らかさを確保しているところにもこだわりが感じられる。
マットクローム以外に、ブラッククロームでカラークリア加工したエンブレムも用意。もちろん、両者ともに、エンブレム後方にあるミリ波レーダーの作動に支障を与えることはない。
このほかにもエンブレムなどに"スピードイエロー"を施すなどして、SprungのゴルフRは遊び心溢れるデザインに仕上げられている。
そして、見逃すわけにいかないのがエンジンルーム。2Lの排気量から310psのハイパワーを生み出す2.0 TSIだが、そのままでは見た目が寂しいのも確か。そこで、ゴルフ7.5に新採用された"ターメリックイエロー"でエンジンカバーを彩ったのだという。
これなら、ボンネットを開けるたびに、楽しくなること請け合いだ。
豊富な商品ラインアップに加えて、車体から脱着できるほとんどの樹脂/金属パーツの加工にも対応するSprung。個性あふれる自分だけの1台を求める人にとって、Sprungは頼もしい味方になってくれることは間違いない。
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