【RacingLine】人気の「R360」に20インチフロー成形ホイールが登場

イギリスのチューニングブランド「RacingLine」は、同社の人気軽量ホイール「R360」の20インチ仕様を発表した。最新のフロー成形技術を採用し、フォルクスワーゲングループ（VWG）のMQBプラットフォーム車両に最適化されたデザインを特徴とする。

強さ、軽さ、優雅さの完璧なバランス

RacingLineは、フォルクスワーゲンモータースポーツ部門のDNAを受け継ぐブランドとして知られ、サーキット走行を視野に入れた高性能パーツを数多く展開してきた。その中でもR360シリーズは、軽量化と剛性の両立に定評があり、「Golf R」「Audi S3」など、ハイパフォーマンスモデルのオーナーから高い支持を集めている。

今回追加された20インチ仕様は、従来の18・19インチモデルからさらにスケールアップ。フロー成形（Flow Forming）技術により、アルミホイールのバレル部分を熱と圧力下で回転させることで、金属組織を高密度化し、鋳造ホイールを上回る強度と軽量性を実現している。1本あたりの重量はわずか11.7kgで、同サイズの鋳造ホイールと比べて数kg軽く仕上げられているという。

また、各ホイールには700kgの耐荷重性能を備え、ストリートのみならずサーキット走行にも対応。熱処理によって強度をさらに高めつつ、細身のスポークデザインを採用することで、剛性と軽快さを両立させた。リム部分には控えめに「R」ロゴを鋳込むなど、レーシングブランドらしいディテールへのこだわりも見どころである。

サイズは8.5J×20インチ、インセット44、PCD5×112という設定で、VWGの各種プラットフォームにジャストフィット。適合車種はフォルクスワーゲンのGolf（5〜8世代）、Passat、Arteon、T-Rocのほか、Audi A3（8P〜8Y）、S3、RS3、TT、SQ2など幅広い。A5プラットフォーム車両にも装着可能で、AudiやVolkswagenのオーナーにとって選択肢の広いラインアップとなっている。

カラーバリエーションはグロスガンメタルグレー、グロスブラック、グロスシルバーの3種類。いずれも高耐久仕上げで、ブレーキダストや路面環境によるダメージに強い設計となっている。センターキャップにはおなじみのRacingLineロゴが配され、内側リムにもブランドロゴが鋳造されるなど、ディテールの完成度も高い。

RacingLineによれば、この20インチR360は「性能とスタイルの究極のバランス」を追求した製品として位置づけられており、サスペンションやブレーキの性能を最大限に引き出すと同時に、車両のスタンスと存在感を一段と高めることを狙っている。大型化する最近の欧州車においては、ホイールのデザインと軽量化の両立が重要なテーマとなっており、本製品はその最新解として提案されている。

同ブランドのホイールは、モータースポーツで培ったノウハウをベースに、ストリートでも使える耐久性と美観を両立させている点が特徴だ。特にMQBプラットフォームに特化した設計思想は、足まわりのジオメトリーやハブ形状まで精密に最適化されており、純正と同等のフィット感を実現する。これは単なるスタイルアップパーツにとどまらず、走行性能の向上を志向するオーナーにとって実用的なアップグレードといえる。

RacingLine R360 20インチは、VWR610200（ガンメタル）、VWR610201（ブラック）、VWR610202（シルバー）の3品番で展開される。日本ではAdenau（アデナゥ）が正規輸入元として取り扱う。

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TEL：042-519-5763／FAX：042-519-5764
URL：https://www.racingline.com

(Text by 8speed.net Editorial Team)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。