2025年2月7日〜9日、インテックス⼤阪(⼤阪国際⾒本市会場)において「第28回 大阪オートメッセ2025」が開催されました。

出展社数351社、展示車両台数630台。それだけに、東京ビッグサイト(東京都)、幕張メッセ(千葉県)に次いで、全国で3番目(西日本では最大)の規模を誇るインテックス⼤阪の1号館〜6号館(A〜C号館含む)のほぼすべてのフロアを使い切るビッグイベントです。
大阪府東大阪市の本社を構えるRAYS(レイズ)にとっては地元開催ともいえるイベント。

6B号館にブースを構えたRAYS、巨大なバルーンとメルセデス・ベンツGクラスが来場者を出迎えてくれます。
RAYSとして初となる23インチ鍛造ホイールのリリースが決定

RAYSブース正面には、23インチのVOLK RACING「TE37GC」を装着したメルセデスAMG G63が展示され、注目を集めていました。23インチ(!)という「TE37GC」をさらりと履きこなしてしまうメルセデスAMG G63にも驚きですが、「この手があったか!」と思わず膝を打ちたくなる絶妙なチョイスであることはご覧のとおり。
もし街中でTE37を装着したGクラス/G63を見掛けたらと・・・このホイールを知るクルマ好きであれば思わずニヤリとしてしまうはず。そうなのです。オーナーが多くを語らずとも、ホイールのチョイスだけで世のクルマ好きを振り向かせるだけの引力があります。歴代の愛車にTE37を装着し、現在はGクラス/G63を所有するこだわり派オーナーのカスタム(購入)欲をおおいに刺激したことでしょう。


事実、同社広報の方に取材すると、RAYSの鍛造ホイールにおいて23インチは初の設定になるのだとか。「以前、国産スポーツモデルにTE37を装着してきたオーナーが、カーライフの変化などによってSUVを所有するようになり、そのニーズに応える商品として開発を決定した」と語ってくれました。
自動車メーカー、なかでもスポーツモデルを中心にRAYS製のホイールが標準装着されるだけに、重量級SUV向けの耐久性もぬかりはありません。ホイール1本あたりの耐荷重を900kgに設定したほか、同社独自の強度テスト基準「JWL+R」をクリアしており「安心して一目惚れできるホイール」といえます。


また「A.S.T.(ADVANCED SURFACE TECHNOLOGY)」と称される、バフ掛けの新たな表面処理技術を採用。この技術により、研磨した3次元曲面の輝きを活かしつつ、シャープなマシニング加工のエッジ感を融合させた「A.S.T.クリスタルバフ」および「A.S.T.ブラッシュド」の2カラーを設定。
オーナーの好みや愛車のカスタマイズの方向性に応じたチョイスが可能となっています。

現時点でのラインナップは、Mercedes-Benz GLS400d・G-class・BMW X7・Porsche Cayenne S・LAMBORHHINI URUS・Audi RS Q8・BENTLEY BENTAYGA用ですが、同社によるとより多くのモデルに対応することも検討中とのこと。なお、発売は2025年を予定しています。
RAYSファン待望の2025年モデルカタログ

RAYSファンにとってはコレクションアイテムでもある同社のカタログ。その昔、印刷物にまつわる仕事をしていたので、ていねいに撮影された「ブツ(物)撮り」を含め、しっかりとコストを掛けて仕上げていることは一目瞭然です。

表まわりを含めると全196ページ。自動車メーカーですら紙のカタログを廃止する動きがあるなか、1cm近い背表紙があるほど分厚い「無線綴じ仕上げ」はまさに胸熱。しっかり2冊ゲットしていたファンがいたことを目視で確認。おそらくはコレクターの嗜みである、保存用と閲覧用にするのでしょう(笑)。

そして今年も「RAYS FAN MEETING 2025」の開催が決定しました。第4回目となる2025年の同イベント、開催日は4月20日(日)、場所は、富士スピードウェイP7駐車場です。エントリー期間は2月20日から3月7日を予定とのことで、詳しくはこちらのURLをチェックしてみてください!
■RAYS FAN MEETING 2025
https://8speed.net/vw/17748753
(Text & Photos by Toru Matsumura)