2019年2月21日、コンチネンタルタイヤ・ジャパンは、次世代のコンパウンドテクノロジー「グリーン・チリ2.0」を採用した“ハイパフォーマンス・エコタイヤ”の「EcoContact 6」を発表し、2019年3月から販売を開始する。
![画像1: 【Continental Tires】“ハイパフォーマンス・エコタイヤ”の「EcoContact 6」を発表](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/02/21/a2d002f22793d2869aab47b401485194578af993_xlarge.jpg)
EcoContact 6は、従来のContiEcoContact 5に加えて、ContiPremiumContact 5のセグメントをカバーする新タイヤ。EcoContact 6の登場により、コンチネンタルタイヤのサマータイヤはすべて第6世代に移行。これにともない、タイヤ名から「Conti」がなくなった。
![画像2: 【Continental Tires】“ハイパフォーマンス・エコタイヤ”の「EcoContact 6」を発表](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/02/21/285aca8b4e3b4e4b5345d35b1fae80c64bfa114f_xlarge.jpg)
EcoContact 6の特徴は、転がり抵抗、ウェットブレーキ、耐摩耗性能という相反する性能をすべて向上させていることだ。ContiEcoContact 5との比較では、転がり抵抗が15%、ウェットブレーキ性能が6%、耐摩耗性能が20%向上。さらに、ハンドリング性能は17%向上する一方、静粛性はContiEcoContact 5と同レベルを維持している。
その実現のために、次世代のコンパウンドテクノロジー「グリーン・チリ2.0」を新たに開発。これにより、タイヤの転がり抵抗、ドライ/ウェットブレーキ性能、耐摩耗性能が大幅に改善されているという。
![画像3: 【Continental Tires】“ハイパフォーマンス・エコタイヤ”の「EcoContact 6」を発表](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/02/21/2fec791f4c3a24446ec68515ef64863b8b096550.jpg)
また、EcoContact 6には、シリカの含有量を高め、均一に分散しやすいよう改善されたハイテク・コンパウンドを採用。シリカとゴムを強く結合する「オプティマイズド・ポリマー・ネットワーク」により、走行時の変形を抑制することで、タイヤの転がり抵抗を低減する。
そして、従来のエコタイヤとは異なり、“ハイパフォーマンス・エコタイヤ”を名乗るEcoContact 6は、グリップやハンドリング性能も重視。タイヤサイズにあわせて、ストレートグルーブの数を3〜5本を用意。
![画像4: 【Continental Tires】“ハイパフォーマンス・エコタイヤ”の「EcoContact 6」を発表](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/02/21/d3630a7da2cc5e9d3d3a07726523bce6a4ca0d70.jpg)
また、外側に広がるショルダーグルーブがウェット・ハンドリング性能の向上に寄与する。
![画像: ショルダーグルーブ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/02/21/1eb4f4f4e14498ce0dc4aa7f6aacb16e1190cd0c.jpg)
ショルダーグルーブ
走行安定性を高めるために、非対称リブ・アングルを採用。これにより、リブの変形を防ぎ、路面との有効接地面積を確保している。
![画像: 非対称リブ・アングル](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/02/21/e209d1ab3950b85e8d4044567fac6f8cf46ef307.jpg)
非対称リブ・アングル
一方、非対称サイプ・テクノロジーがドライブレーキ性能を向上させるとともに、面取りされたサイプが排水をサポートすることで、ウエット路面での有効接地面積を維持するという。
![画像: 非対称サイプ・テクノロジー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/02/21/73a813a3be0ca625b7f29de7eb14098800ce4f94.jpg)
非対称サイプ・テクノロジー
サイズは13インチから22インチまでの93サイズを投入予定で、2019年にはそのうちの31サイズが発売予定だ。
![画像5: 【Continental Tires】“ハイパフォーマンス・エコタイヤ”の「EcoContact 6」を発表](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/02/21/34291785d710cc25cebb912a899e74c9ca733bfe.jpg)
ヨーロッパでは新車の3台に1台がコンチネンタルタイヤを装着しており、現時点で42のOE開発が進んでいる。たとえば、Audiでは、Audi Q2や新型Audi Q3に加えて、Audi A6やAudi A7 Sportbackなど、コンパクトカーだけでなく、上級クラスにも装着が広がるのが、EcoContact 6のハイパフォーマンス・エコタイヤぶりを示している。
価格はオープン。