160809-Polo GTI-6.jpgSPARCO WHEELの「ASSETO GARA」とGOODYEARのストリートラジアルハイグリップタイヤ「EAGLE RS Sport S-Spec」をポロGTIに装着し、そのパフォーマンスをチェックする。 SPARCOは、モータースポーツに携わる人はいうまでもなく、モータースポーツファンのあいだでも広く知られるイタリアのブランドだ。レーシングスーツやシューズ、グローブ、シートベルトに記された「SPARCO」の文字に憧れる人は多いだろう。

そのSPARCOとO・Zがライセンス契約を結び、O・Zがデザインと開発を手がけるのがSPARCO WHEEL。スポーティなデザインとリーズナブルな価格により、日本でも2014年の発売以来、人気を集めている。

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そんなSPARCO WHEELから、今回選んだのが「ASSETO GARA(アセットガラ)」。シャープな10スポークデザインがポロGTIの精悍さを際立たせているとともに、スペーサーを用いることなくポロGTIの純正フロントブレーキキャリパーに対応するのが見逃せないポイントだ。

カラーはマットブラックとマットブロンズの2色が用意されるが、写真は前者のマットブラックで、7J×17インチ、5穴、PCD100mm、インセット46mmタイプの価格は3万6000円(税別、1本)である。

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これに組み合わせるのは、高いグリップと高速走行時の優れた安定性で定評のあるGOODYEARの「EAGLE RS Sport S-Spec」だ。

このEAGLE RS Sport S-Specは、スポーツドライビングを愛するユーザーを対象としたハイグリップタイヤで、発熱が早いうえに熱ダレに強いということで、サーキットではスタート直後から高いグリップを発揮。サイズは14インチから18インチまでと、ポロGTIなどのコンパクトスポーツにはまさに打ってつけのハイグリップタイヤということができる。

今回は標準装着と同じ215/40R17サイズを装着して、その印象を確かめる。

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さっそく走り出すと、EAGLE RS Sport S-Specはそのパターンデザインから期待していたとおり、トレッド剛性の高さを感じ取ることができる。サイドの剛性も高いが、硬すぎるわけではなく、また、ASSETO GARAとの組み合わせではバネ下の重さが気にならず、しっかりと路面を捉える印象である。

さらに、サーキットを守備範囲とするスポーツタイヤであるにもかかわらず、ロードノイズも常識的なレベルに収まっているので、普段使いでガマンを強いられないのがうれしいところだ。

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高い速度域では、そのハイグリップ性能のおかげで抜群の安定感。ステアリングホイールに軽く手を添えているだけで矢のように進むポロGTIの性格を際立たせていた。

その一方で、ステアリングの操作に応じて間髪入れず曲がっていくレスポンス良さがドライビングの楽しさを倍増。コーナーではしっかりと踏ん張り、そのハイグリップ性能を垣間見ることができた。

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残念ながら今回はサーキットで試すことはできなかったが、国内のワンメイクレースに指定タイヤとして供給されることなどからその実力は推して知るべし。

コンパクトホットハッチのポロGTIとは相性も良く、このクルマをさらにスポーティに走らせたい人にはオススメできるタイヤのひとつといえるだろう。

(Text by S.Ubukata / Photos by H.Uemura )

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