■ Golf GTI ■ 72mm ■ Majorette(France)

最近、Majoretteの製品ラインナップがすごい。

すごい、というのは、Volkswagen収集家目線ですが。

かなり意欲的に新製品を出しているようなのですが、いつどこで発売されるのか、あるいは手に入るのかわからないので、コンプリートするのはなかなか大変です。

今回紹介するイエローのGolf1 GTIは、ニュージーランドを旅しているときに捕獲しました。

2台セットのものと、単体のパッケージがあって、「中身は一緒」とわかっていてもパッケージ違いに弱いのがコレクター・・・。

結局どちらもゲットです。

「Majorette」といえば、皆さんにも馴染みがある、食玩としてスーパーで売っているシリーズがあります。

昨年あたり、やはり鋭意Volkswagenがラインナップされていて、画像の中のグレーのGolf1がそうですが、令和の世の中、近所のスーパーマーケットでGolf1の新しいミニカーが買えるとは!とおおいに感動したものです。

イエローのGTIは、これのカラーリング違いになりますが、きちんとホイールまで変更されていて、レーシーなイメージに仕上がっています。

このカラーリングは1980年のラリー・モンテカルロ参戦車両をベースにしているようです。225馬力を発揮したとか!

Golf1のシャシーの強靭さを物語る数値ですね。

実車にはもう一つ目立つスポンサー名として、キャブレターのピアバーグ(PIERBURG)が入っているのですが、このミニカーでは折り合いがつかなかったのか、ビルシュタインだけになっています。

2台セットの方も単独のも、GTIに関してはまったく同じです。

2台セットの方は、相手が艶消し黒が渋カッコいいType2のDoppelkabでタンポ印刷の出来もよく、当館は「空冷は対象外」といいながら嬉しくなるクオリティなのです。

昨今のMajorettoには、まだまだ紹介したいミニカーがあります。

シャシーの刻印を見ると、ドイツの玩具大手Dickieの名も見えるので、さまざまな思惑で充実のVolkswagen新車ラッシュ、になったのかも知れません。

das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西でつくられてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます