元タイヤメーカーのテストドライバーが、愛車にMICHELIN PRIMACY 4+を選ぶ理由:Part.3.総括編

タイヤメーカーのテストドライバーである笠井道也氏(左)と、愛車のVolkswagen Golf Alltrack。maniacs STADIUMの遠藤氏(右)。

元タイヤメーカーのテストドライバー・笠井道也氏の愛車は2016年式 Volkswagen Golf Alltrack。所有年数は約3年、走行距離は約7万キロ。手に入れてから今回が初めてのタイヤ交換となります。街乗りから趣味の釣りを楽しむため、オフロード走行も行うという笠井氏。

Golf7のなかでも万能選手ともいえる"Alltrack"に相応しいタイヤとして笠井氏がチョイスしたのは「MICHELIN PRIMACY 4+」。

笠井氏が愛車のGolf Alltrackに選んだタイヤは「MICHELIN PRIMACY 4+」。

Part.1の記事では「MICHELIN PRIMACY 4+」を選んだ理由や、タイヤ選びのポイント、交換直後のファーストインプレッションを中心にご紹介しました。さらにPart.2の記事では、笠井氏による「シーン別インプレッション編」を特集。そして、Part.3となる今回の記事では、タイヤに優しい運転&維持のコツや「MICHELIN PRIMACY 4+」に対する総括編としてお届けいたします!

●Part.1.愛車紹介&タイヤチョイス編の記事はこちら
https://8speed.net/vw/17637769

●Part.2.:Part.2.シーン別インプレッション編の記事はこちら
https://8speed.net/vw/17638332

タイヤに優しい運転&維持のコツとは?

── タイヤに優しい運転方法と、長く維持するためのコツを教えてください

もっとも大切なことは「急がつく動作を避けること」です。具体的には急ハンドル・急ブレーキ・急加速です。

これらの動作を避けることがタイヤに優しい運転につながりますし、本来のパフォーマンスを発揮させるコツでもあるんです。専門的な話になりますが、4本のタイヤに均等な圧をかけるイメージです。

あと、タイヤを維持するコツとして知っておいていただきたいことがあります。タイヤには紫外線などから守る劣化防止剤がもともと入っているんです。長年使用しているとタイヤが汚れることがありますが、この素材を保護する意味でも、ケミカル剤などを駆使してまできれいにする必要はないと思います。

意外と難しい?急ハンドル・急ブレーキ・急加速を避けることがタイヤに優しい運転。

外出前でも簡単にできるタイヤのコンディションチェック法とは?

── 出かける前などのちょっとした時間にタイヤの状態をチェックする方法はありますか?

タイヤの空気圧を計測できるエアゲージを購入して、「冷感時(クルマが走行する前)」の状態で計測することをおすすめします。走行後の「温感時」だと、タイヤの内圧が上昇して正しい数値を計測できないためです。

計測するタイミングですが、最低でも季節ごと、つまり年4回は計測して規定値に達しているかどうか確認するようにしてください(給油口のフタの内側や運転席側のBピラーに空気圧を示すステッカーが貼ってあります)。

Golf Touranを例に挙げると、運転席側のBピラーに空気圧を示すステッカーが貼ってあります(赤い点線の部分:同乗者の人数や荷物の積載量によって空気圧が変わります)。

コンフォートタイヤを選ぶときのポイントとは?

── コンフォートタイヤを選ぶ際に意識しておきたいポイントを聞かせてください

「装着するクルマのキャラクターとマッチするか」だと思います。

例えば、サスペンションのセッティングが固めのスポーツ系のモデルにコンフォートタイヤを装着しても、それぞれの動きやキャラクターがマッチしていないので良さが活かされないんです。その逆も然りですね。私のGolf Alltrackであれば、PILOT SPORT系だとだいぶスポーツ系に振ってしまっているんです。そのあたりの見極めが大切だと思います。もしわからないのであれば、タイヤに精通したショップの方に相談してみてください。

コンフォートタイヤを選ぶときは「装着するクルマのキャラクターとマッチするか」がポイントと笠井氏。

笠井氏が感じた「ミシュランタイヤならではのアドバンテージ」とは?

── ミシュランタイヤならではのアドバンテージをぜひ教えてください

今回、私が選んだ「MICHELIN PRIMACY 4+」だけでなく、それぞれのカテゴリーに属するタイヤが高次元でバランスが取れているんですね。

膨大な手間と時間と費用をかけてテストを繰り返し、真面目に開発した製品を世に送り出している数少ないタイヤメーカーという印象があります。実はミシュランタイヤと同じくらいのことができるタイヤメーカーって、世界でもそれほど多くないんです。このあたりがミシュランタイヤならではのアドバンテージだと思います。

今回の総括

── 最後に、笠井氏から今回の総括をお願いいたします

「MICHELIN PRIMACY 4+」に交換後、しばらく走行してみました。

コンフォート系タイヤでもっとも大切な乗り心地やロードノイズのレベルがドライ&ウェットを問わず高次元でバランス取れている印象を受けました。「MICHELIN PRIMACY 4+」の開発者やテストするチームがしっかりと、真面目に作り込んだオールマイティなタイヤだと思います。

"Alltrack"との相性がとてもいいので、ハッチバックやVariantの通常モデルはさらにマッチングがいいのかもしれない……。そんな期待を抱かせてくれるタイヤだと思いますね。

笠井氏は「MICHELIN PRIMACY 4+」に対してドライ&ウェットを問わず高次元でバランス取れていると総括。

Part.3.総括編:取材後記

タイヤに関する豊富な知識とご経験をお持ちの笠井氏。取材中も専門用語を並び立てるようなことは一切なく、ていねいに分かりやすく説明してくださったのが印象的でした。うろ覚えだったタイヤに関する疑問や知識にも的確にアドバイスしてくださり「クルマのキャラクターに合ったタイヤ選び」の重要さに改めて気づかされました。

数万点といわれるクルマの部品のなかで、唯一、路面と接しているのがタイヤ。1本あたりハガキ1枚分の面積しか路面に触れていないなどいわれます。

装着したタイヤがクルマのポテンシャルを左右する部品であることはもちろん、ドライバーや同乗者の命を乗せて走らせるという点においても「正しいタイヤ選びのポイント」は、クルマを所有するすべての人が知るべき事柄といえそうです。

数万点といわれるクルマの部品のなかで、唯一、路面と接しているのがタイヤなのです。

MICHELIN PRIMACY 4+ 概要

・サイズ:16〜20インチ・185/50R16〜225/45R20(全43サイズ)
・URL:https://www.michelin.co.jp/auto/tyres/michelin-primacy-4-plus

笠井氏が代表を務める「なかやまボディケアシンク」

── 「なかやまボディケアシンク」について

前職である元タイヤメーカーに在籍していたときに世界各地に出向く。身体の改善やメンテナンスの大切さに気づき、2005年からダイエットと身体ケアを学ぶ。2013年に「なかやまボディケアシンク」を開設。現在に至る。

「横浜市、町田市、川崎市で本格的にダイエットしたい方や、産後の体型でお悩みの方、また辛い肩こり・頭痛・腰痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください」とのことです!

●なかやまボディケアシンク
・住所:〒226-0013 神奈川県横浜市緑区寺山町89 スクエア21 2階D
・アクセス:JR横浜線 中山駅南口から徒歩1分、横浜市営グリーンライン中山駅2番出口から徒歩1分
・営業時間:10:00~19:00
・定休日:水、祝
・電話番号:0120-617-677
・URL:http://www.nakayama-sync.jp/

(Text & Photos by Toru Matsumura)