2022年1月11日、JAIA(日本自動車輸入組合)が2021年の輸入車トップ20を発表した。

JAIAの発表によれば、輸入車販売ナンバーワンは6年連続で「ミニ」が獲得。フォルクスワーゲンとアウディ勢のなかでは、「T-Cross」が最上位の2位で、2020年から2つポジションを上げている。また、2年連続で輸入SUVナンバーワンの座に輝いた。

2021年順位2020年順位モデル台数
11BMW ミニ18,208
24フォルクスワーゲン T-Cross9,159
35BMW 3シリーズ8,663
46ボルボ 60シリーズ8,016
53フォルクスワーゲン ゴルフ7,631
6——フォルクスワーゲン T-Roc7,241
77フォルクスワーゲン ポロ7,075
811ジープ ラングラー6,931
98ボルボ 40シリーズ6,452
102メルセデス・ベンツ Aクラス5,990
11——メルセデス・ベンツ GLB5,812
1219メルセデス・ベンツ Gクラス5,379
13——メルセデス・ベンツ Sクラス5,321
1412BMW 1シリーズ5,198
1510メルセデス・ベンツ CLA5,072
1618フィアット 500/500C4,857
1716BMW 2シリーズ4,332
18——アウディ Q34,273
1914アウディ A3シリーズ4,118
20——メルセデス・ベンツ GLA4,067

フルモデルチェンジを実施した新型ゴルフは、2021年の第2四半期には2,394台、第3四半期には3,081台でともに2位となったものの、2021年第4四半期は1,665台で4位に順位を落とし、年間でも5位に留まっている。

これは、新型ゴルフの供給不足によるもので、半導体不足や新型コロナ感染の拡大といった影響を受けている。この状況はまだしばらく続きそうだ。

一方、SUV人気をうけて、「T-Roc」が6位にランクイン。「ポロ」は昨年と同じ7位となり、フォルクスワーゲンの4モデルがトップ10入りを果たしている。

一方、アウディは、「Q3」と「A3」が18位と19位に登場。2022年もこの2モデルがアウディの新車販売を牽引することになるはずだ。

ブランド別のランキングでは、フォルクスワーゲンとポルシェが2020年から1つポジションを下げてそれぞれ3位と10位に、アウディは同順位の4位となった。

順位メーカー2021年販売2020年販売前年比
1メルセデス・ベンツ51,67856,99990.7%
2BMW35,90535,712100.5%
3フォルクスワーゲン35,21336.57496.3%
4アウディ22,53522,304101.0%
5BMWミニ18,21120,19690.2%
6ボルボ16.63815,547107.0%
7ジープ14,27113,562105.2%
8プジョー12,07210,752112.3%
9ルノー7,6665,963128.6%
10ポルシェ7,0097,28496.2%

(Text by Satoshi Ubukata)