スポーティなデザインが特徴の「R-Line」を、さらにスタイリッシュに仕立て上げるために、アイバッハの「PRO-KITローダウンスプリング」でカスタマイズしたことは前回紹介しました。

ローダウンとともに行った定番のカスタマイズがタイヤ&ホイールのインチアップです。ゴルフeTSI R-Lineには225/45R17サイズのタイヤが標準装着されていますが、これを1インチアップして225/40R18にしました。

今回選んだのは、「Nokian Hakka Black 2(ノキアン ハッカ ブラック 2)」です。

Nokian Tyres(ノキアンタイヤ)は、フィンランドのノキアに本拠を置くタイヤメーカー。前身となる「The Finnish Rubber Works」が設立されたのが1898年のことで、1934年には世界初のウインタータイヤ「The Weather tyre」を発表しました。

そんな“世界で最も北に本拠地を構えるタイヤメーカー”は、とくにウインタータイヤを得意とし、日本では阿部商会が総輸入元となり、2017年には乗用車用スタッドレスタイヤの「Hakkapelitta(ハッカペリッタ)」シリーズの取り扱いを開始しました。

さらに、2019年4月からは、快適性・安全性に優れたサマータイヤが日本上陸。このうち、スポーティな走りをサポートするフラッグシップモデルが、今回装着するHakka Black 2です。

ノキアンのハッカサマータイヤシリーズは、ドライ・ウェット路面においてバランスの取れたパフォーマンスや、優れた耐摩耗性、そして、高い安全性と快適性を特徴としています。さらにこのHakka Black 2は、より高い速度域やスポーティなドライビングに対応し、あらゆる路面で卓越したコントロール性能を手に入れたといいます。

なお、8speed.netでもおなじみの斎藤 聡さんがHakka Black 2をテストしていますので、ぜひ次の動画もご覧ください。

ノキアンタイヤ『ハッカ・ブラック2シリーズ』斎藤聡氏 試乗インプレッション

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このタイヤの開発には、元F1ドライバーのミカ・ハッキネン氏が協力。その特徴をこう語っています。

私が、このタイヤの一番の特徴だと感じるのは、ドライバーの意図したとおりの挙動をすることです。ノキアン・ハッカ・ブラック2は高い速度域でも安定しており、ドライでもウェットでも、ステアリングのレスポンスが非常に良いのが特徴です。グリップの限界地点であっても100%信頼できるタイヤなので、コントロール性と路面のフィーリングをよく伝える、高い品質とパフォーマンスを持つタイヤを求める日本のユーザーに自信を持って勧めることができます。

一方、安全性のこだわりのひとつとして、「残溝インジケーター」が採用されています。タイヤが摩耗して溝が減ってくると、ウェットグリップが低下します。そこで、タイヤの残り溝が一目瞭然のインジケーターを設置。たとえば、タイヤの溝が8mmを切ると8の数字が消えます。また、水滴のマークが消えると、ウェット性能が低下した状態であるのがわかります。これにより、タイヤの交換時期が簡単に判断できるというわけです。

このHakka Black 2に組み合わせるのが、「OZ Superturismo-LM Nero for Volkswagen」。特注色の”グロスブラック”を採用するとともに、フォルクスワーゲン純正センターキャップとアタッチメントが付属する、まさにゴルフ向けのホイールといえます。

実際に装着してみると、グロスブラックのアイテムにより引き締まった印象のR-Lineとのマッチングはバッチリ!

果たしてどんな走りを見せてくれるのか、楽しみです!

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Kinari Arashima, Satoshi Ubukata)