2020年4月2日、フォルクスワーゲン グループは、医療現場などで必要とされるフェイスシールドの構成パーツを、3Dプリンターにより生産を始めた。
フォルクスワーゲン グループが生産するのは、透明の保護シールドを固定するフェイスシールドホルダー。スペイン当局からの求めに応じて緊急に必要となったフェイスシールドの生産に、3Dプリンターが役立っている。
3Dプリンターによる生産は、ウォルフスブルクやインゴルシュタットの大規模な3Dセンターだけでなく、グループ内の他の工場でも行われる。フォルクスワーゲン グループでは、現在さまざまな場所に計50台を超える3Dプリンターがあるが、このプロジェクトのために、さらに3Dプリンターを追加するという。
このプロジェクトの他にも、フォルクスワーゲン グループでは、マスクやフェイスシールド、人工呼吸器などを生産し、医療機関などをサポートしている。
(Text by Satoshi Ubukata)