今シーズンは暖冬といわれています。首都圏に本格的な雪が降る可能性は低いかもしれない……ということで、雪を求めて東北に向かいました。
昨年の12月、愛車のゴルフGTIクラブスポーツに冬タイヤを履かせました。昨シーズンに続き、コンチネンタルのスタッドレスタイヤ「VikingContact 7」を装着しました。
年明け、ドライブに向かったのは、走り慣れた(!?)福島県の裏磐梯エリア。まずは高速道路を使って、磐越道の猪苗代磐梯高原ICを目指しますが、高速道路上はずっとドライ。剛性感の高いVikingContact 7はとてもしっかりとした印象で、グリップも十分。直進安定性もスタッドレスタイヤとしては高く、高速を使った移動は快適です。
インターチェンジを出て磐梯高原に向かいますが、途中の一般道は例年に比べて雪が少ない状況です。それでも、桧原湖の周辺やスキー場へ向かう道路は氷混じりの雪道になりました。こういった路面では、進路が乱され、走りにくいものですが、VikingContact 7は安定性が高く、比較的リラックスしていられるのがうれしいところです。
一方、圧雪路になると、VikingContact 7は発進から高いグリップを発揮し、スムーズにスピードを上げていきます。コーナーでもしっかりと路面を捉え、オーバースピードで突っ込んだり、急なハンドル操作をしないかぎりは思いどおりにクルマが向きを変えていきます。コーナリング中などに滑り始めたときときでも動きが落ち着いていますし、グリップしているかどうかのインフォメーションが掴みやすいので、安心してステアリングを握ることができました。
走行中、いわゆる“ブラックアイスバーン”のコーナーにそのままのスピードで突っ込んでしまうということがありました。一瞬ですがクルマが滑り出し、ESC(スタビリティコントロール)が効いたのですが、すぐに態勢を立て直し事無きをえました。そんな状況でも、クルマの動きは穏やかで、落ち着いてドライブできました。
ところで、磐梯高原から猪苗代磐梯高原ICに戻る途中、ところどころ雪や氷が残る箇所で、4WDのセダンが路肩に落ち、また、4WDのSUVがクルマのフロント部分を潰して立ち往生していました。とりたてて運転しにくい状況ではなかったのですが、運転に油断や過信があったのでしょうか?
皆さんも冬のドライブは、くれぐれもお気をつけて!
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)