Mさんとともに向かったのは、埼玉県蓮田市にある「フォルクスワーゲン蓮田」。約束の時間に到着すると、サービススタッフの渡辺さんがすぐにMさんのゴルフヴァリアントを"ダイアログレセプション"に運び入れてくれました。ここは、お客さまと一緒に車両確認をするためのスペースです。
「クルマのことは主人に任せきりで、よくわかりません」と話すMさんに、「まずは"VASテスター"を使って診断しましょう」と渡辺さん。
さっそく診断を始めると、「右の前後ドアのコンピューターに異常がありますね」と渡辺さん。「パワーウインドーはちゃんと動いていますが......」とMさんが答えると、「前後ドアのコンピューターが通信できないことがあるようです。"フォールト"が何件も記録されていますから」。聞けば、以前、ドアの修理をしたそうで、「それが原因かもしれませんね」とは渡辺さん。
専用機器を使って見えないところを確認したあとは、フォルクスワーゲンのプロの目でMさんのゴルフヴァリアントをチェックしていきます。まずはエンジンルームから。「私、ボンネットを開けたことがないんです」と恥ずかしそうに告白するMさんに、渡辺さんは「それでは一緒にチェックしましょう」と声をかけます。
渡辺さんは、「ここでは、冷却水、ウォッシャー液、エンジンオイル、バッテリーのチェックをします」といい、確認を始めます。冷却水のタンクを指さし、「冷却水は量を確認します」。次にウォッシャー液のタンクを示して、「ウォッシャー液も量を見ます。どちらも大丈夫ですね。バッテリーは端子がきちんと接続されているかどうかを見ます」。
次にオイルの状況を確認する渡辺さん。「量が少なくなっていますね。そろそろ補充したほうがいいですよ」とアドバイス。
エンジンルームを確認したあとは下回りのチェックです。愛車がリフトアップされる様子に見とれるMさん。もちろん、愛車の下回りを見るのは生まれて初めてです!
「わかりました、主人と相談します!」とはMさん。
「確かなものを、手にしてほしい。」
そんなサービススタッフの思いが伝わってきます。
一方、フリーチェックを終えたMさんは、「クルマのことを知ると、愛着が深まりますね。エンジンルームくらいは覗くようにします」とメインテナンスへの意欲を見せてくれました。日常の簡単なチェックと、正規ディーラーでの定期的な点検が、愛車のコンディションを良好に保つ秘訣。それに気づいたMさんは、笑顔でフォルクスワーゲン蓮田を後にしました。
(Text by S.Ubukata / Photos by M.Kogahara)
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