待望の「ゴルフGTIパフォーマンス」が500台限定で日本でも販売されることになった。
標準のゴルフGTIが220psの2.0 TSIエンジンを搭載するのに対し、ゴルフGTIパフォーマンスではこの2.0TSIエンジンが10psアップとなるというのが特徴のひとつだが、エンジンのパワーアップ以上に注目したいのが、さらにスポーティに磨き上げられたシャシー性能だ。
ゴルフGTIパフォーマンスでは、フロントアクスルに電子制御油圧式のディファレンシャルロックを搭載。これにより、コーナリング時のトラクションを高め、アンダーステアを抑制する。
また、ブレーキ性能を強化。標準のGTIが前:312×25mm、後:300×12mmのディスクローターを採用するのに対し、GTIパフォーマンスでは前:340×30mm、後:310×22mmにグレードアップ。さらに、GTIではフロントのみベンチレーテッドディスクを採用しているが、このGTIパフォーマンスでは4輪ベンチレーテッドディスクとした。GTIの文字が刻まれたフロントのレッドキャリパーもGTIパフォーマンスだけの装備である。
さらに、DCCと225/35R19タイヤ&7.5J×19インチホイール、ナビゲーションシステムの"ディスカバープロ"を標準装着している。シートはチェック柄のファブリックに代えて、ファブリック&アルカンターラの専用シートとなる。
そのインプレッションはこちらの海外試乗記をご覧いただくとして、気になる価格は435万円と、その内容を考えると割安に思えるほど。500台の内訳は、専用色のカーボンスチールグレーメタリックが300台、ピュアホワイトが200台。納車時期は2014年11月ごろを予定している。
GTIファンなら絶対に見逃すわけにはいかないモデルだけに、気になる人はすぐにディーラーにコンタクトを!
(Text by S.Ubukata)