2016年3月1日、フォルクスワーゲンはジュネーブショーでポロクラスのコンパクトSUV「T-Cross Breeze」コンセプトを初公開した。

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よりコンパクトなSUVに人気が集まるなか、フォルクスワーゲンが提示したのが、ポロクラスのSUVである「T-Cross Breeze」だ。

全長4133×全幅1798×全高1563mm、ホイールベース2565mmのコンパクトSUVは、このクラスでは初めてソフトトップを採用し、その個性を際立たせている。


これまでとは異なるデザインのフロントグリルや薄型のLEDヘッドライトなどにより、新しいフォルクスワーゲンデザインの方向性を示しているのも見逃せない点だ。

フォグライトを囲むLEDライトも、このクルマの存在感を高めるのに貢献している。


エンジンは、1L 3気筒の1.0 TSI(110ps)を搭載し、7速DSGにより前輪を駆動する。DSGは"バイワイヤ"技術の採用により、シフトレバーのないデザインとなった。

水平基調のコックピットには、「アクティブ インフォ ディスプレイ」と呼ばれるフルデジタルのメーターパネルを採用。また、BeatsAudioサウンドシステムが搭載される。


このコンセプトモデルがこのままの形で登場する可能性は低いが、フォルクスワーゲンがトゥアレグ、ティグアンに続くモデルとして、ポロクラスのSUVを投入するのは確実で、また、ソフトトップ付きのSUVの量産化についても視野に入れているという。


果たして量産モデルがどんなデザインになるのか、その登場が楽しみである。

(Text by S.Ubukata)