ゴルフGTIクラブスポーツに標準のアルカンターラ ステアリングホイール。カッコいいけど、手入れが大変そう!?

レーシングカーやスポーツカーではおなじみのアルカンターラ巻きステアリングホイール。ゴルフGTIクラブスポーツにも標準で装着されています。

見た目のカッコ良さに加えて、手触りの良さ、そして、寒い日にはステアリングホイールを握った瞬間に冷たくないのもうれしい点です。

しかし、ただでさえ経年変化が目立つステアリングホイールですから、ふつうのレザー以上に劣化が激しそう。冒頭の写真はほぼ新車時のステアリングホイールですが、1年落ち、走行距離約8,000kmで入手した私の愛車の場合は、下の写真のようにアルカンターラがすでに少し白っぽくテカっていて、先行きが不安です。


というわけで、メインテナンスをしようと思い、さっそくネットをチェック! すると、イタリアのイタリアのアルカンターラ社のサイト(日本語です)にメインテナンス方法が書かれていました。

通常のお手入れ

ちなみに、アルカンターラはスエード調の人工皮革で、日本の東レが「エクセーヌ」として販売していたもの。現在は、イタリア生産のものをアルカンターラ、日本製を「ウルトラスエード」として展開しているそうです。

前述の「通常のお手入れ」によれば、

・使用後は柔らかいブラシなどで埃(ほこり)を取り除く

・週に1回、軽く湿らした白い綿の布で表面を拭く

とのこと。洋服などなら洗濯も可能ということですが、ステアリングホイールは無理ですね(笑)

ということで、まずはブラシを使って埃を取り除きます。"100均"で靴用のブラシを入手し、ステアリングホイールを軽くこすると......。

驚くほど埃が出ます! あまりの多さに笑ってしまうほどです(笑) ダッシュボードやインパネが埃だらけになりました。

なので、ブラシを使う前にはドアを開けておくか、窓を全開にしておくことを忘れずに!
ブラシをかけただけでも、ぺたっとしていた起毛が少し起きてきました。そして次にぬるま湯で濡らしたガーゼで軽く表面を拭いていきます。


そして乾いたら、もう一度軽くブラッシングします。

「これだけ?」と思うかもしれませんが、さすがに新車の風合いは戻らないまでも、汚れやテカりがあまり気にならなくなりました。手触りもふわっとした感じに。

これから暖かくなると手の汗がステアリングホイールに付着しそうなので、今後ますますメインテナンスが欠かせなくなりますね。

(Text by S.Ubukata)