フェルさんのPorsche 911 Carrera T(992.1型)が納車されたのは2024年の秋。ほぼ同じタイミングでデビューしたのが992.2型となる911 Carrera T。しかも今回はCarrera TにCabrioletが存在するというでありませんか!

フェルディナント・ヤマグチでございます。実はですね……。詳しくは本編をご覧ください。

以前から、フェルさんが992.2型に設定されたCararra T Cabrioletの存在を気にしていたのはなんとなく察していましたが……。

最近、まさにその「Cararra T Cabriolet(992.2)」に乗り換えるという噂を耳にしました。果たして真相やいかに?

現フェル号ポルシェである「911 CararraT(992.1)」は、別荘がある宮崎の地で元気に走っております。

【編】フェルさん、911 CararraT(992.1)の近況はいかがですか?

[フェル、以下フ]日常のアシは、ついつい便利なハイエースを使ってしまいます。ほとんど乗っていないので、1年経った段階で走行距離はわずか1000キロ。MTなので、「ドライブに行くぞ!」と多少の気合を入れないと乗り出さない。これではイカンと宮崎の別荘に持っていきました。

むこうなら家からわずか3分で海沿いのドライブウェイに走って行ける。日南へ向かう気持ちの良いワインディングもわずか15分です。思い立ったらすぐ走れる。走行距離がイッキに伸びました。

【編】宮崎の方が気持ちよく走れますね。最近、Cararra T(992.1)からCararra T Cabriolet(992.2)に乗り換えるという噂を聞いたんですが、本当ですか?

【フ】はい本当です。実はいま乗っているCararra Tが納車された日にCabrioletの注文を入れておいたのですが、「承りました」と言うだけで予約金さえ取られない。それだけ「希少枠」ということです。

Carrera T(992.1型)を納車してから1年と少し経過した2025年の暮頃、ポルシェスタジオ日本橋から「ついに枠が取れました。どうされますか?」と電話があったので、震える声で「お、お願いします!」と即答しました。この機会を逃したら、次はいつになるか分かりませんからね。後日、ポルシェスタジオ日本橋に行って仕様の打ち合わせをして、正式に注文を入れました。

ポルシェスタジオ日本橋でもCararra T Cabrioletの納車はこれが初めてだそうです。お店のご高配に感謝です。

次期フェル号ポルシェとなる「911 Cararra T Cabriolet(992.2)」をオーダーしてしまいました!

【編】今回はなぜCararra T Cabrioletに??

【フ】何となくです。特に理由はありません(笑)。

今回も別荘に置く予定なので、ムリヤリ理由を後付けすれば、「非日常を求めて」ということになりましょうか。海沿いのワインディングを幌を開けて走ったら、そりゃ最高に気持ちいいですよ!今から楽しみです。

Cabrioletにした理由ですか?? 特に理由はありません(笑)。

【編】Cararra T Cabriolet、もうオーダーされたのですか?ちなみに仕様は?

【フ】はい。既にオーダー済です。左ハンドル&MTです。……ていうか、日本に入ってくるCararra Tは、今やMTの設定しかありません。ボディカラーはGTシルバーメタリック、幌の色は黒です。いま乗っているCararra TのオーディオはBoseのサラウンドシステムなのですが、「幌を開けて風の影響を受けるから、オーディオは大事ですよ」と営業の方にうまい具合に誘導されて、Burmester社の「ハイエンド サラウンド サウンド システム」というメチャ高いオーディオも入れました(笑)。あ、あとフロントリフトも入れました。

次期フェル号ポルシェのボディカラーはGTシルバーメタリック、幌は黒をオーダー。

【編】フェルさんが左ハンドル&MTにこだわる理由はなぜですか?

【フ】「ガイシャは左」という古い価値観の持ち主だからです。昭和の男です(笑)。宮崎は今でも有人料金所の有料道路があるんですよ。いまから苦労するのが見えています(苦笑)。

昭和の男なので「ガイシャといえば左ハンドル」なんです!!

【編】これまで【自動車まんげ鏡】でさまざまなポルシェに試乗してきました。印象に残っているクルマを教えてください

【フ】そりゃ「Cararra T」ですよ。乗った瞬間にビビビときて、結局買っちゃったんですから。

あとはCararra GTSかな。申し上げた通り昭和の男なので、「Cararraにハイブリッドはナシだろう」と旧来の価値観でハナから否定していたのですが、あのパワーを体感して考えが変わりました。ある意味GT3よりヤバいクルマです。

以前試乗した「911 Cararra T(992.1)」。このとき試乗が購入の決め手に。

【編】Cararra Tだけで2台目ですもんね。T-Hybridの911にも試乗しました。改めて率直な印象を聞かせてください

【フ】前項でも書きましたが、992.2型のCarerra GTS、最初は否定から入ったんです。でも実際に試乗してみて、大いに「アリ」ですね。Cararraにおいて「速さは正義」です。しかしすごいクルマを作ったよななぁ。「マイルドハイブリッド」と言いながら、ぜんぜんマイルドじゃないし(笑)。

【編】すっかり最新の911に魅せられていますが……そういえば、空冷911購入の熱量はいかがですか?

【フ】オイルが漏れるとか、スタッドボルトが折れるとか、タイミングチェーンが緩むとか、耳に入って来る話がすべて苦労話なので、最近熱量ダダ下がりです……。面目ないです。

【編】(苦笑)。最後に、フェルさんにとって「911」とは、どのような存在ですか?

【フ】相棒、ですかね。

次はCabrioletなので、こうしてクーペボディのラインが眺められるのもあと少し。これはこれで美しいなぁ……。

【編】余談

Porsche 911 Cararra T(992.1)からCararra T Cabriolet(992.2)に乗り換えるという噂は本当でした。

初めてCararra T(992.1)に試乗したときから「このクルマ、買います!」とべた惚れ状態だったとはいえ、992.1 → 992.2のペースで乗り換えるとは驚きです。

都会の風景も似合うけれど、岸壁に止めてもサマになるのがポルシェのすごいところ。

そのいっぽうで、空冷911熱はというと、熱量ダダ下がりのようです。

そもそも市場に出まわっている個体数が減っていますし、車両本体価格 + 点検整備代を含めると、下手をするとCararra T Cabrioletよりも高額になってしまう可能性だってあります。

ナローポルシェに乗る編集担当も、若い方から「空冷911がほしいです」と相談を受けたときは、その予算で認定中古車の911を買った方が結果的に楽しめるから!と話しているくらいですし。

フェルさんの次期フェル号ポルシェが納車されたら、宮崎に持って行く前に現車を紹介したいと思います。

(Text by Ferdinand Yamaguchi & Photo by Ferdinand Yamaguchi / Porsche AG)