2020年7月16日、ポルシェジャパンは、新型「911ターボ」の予約受注を開始した。
2020年3月、現行型911（992）のトップエンドモデルである「911ターボS」が登場したのは既報のとおり。
そして今回、911ターボSに次ぐパワフルな仕様の「911ターボ」が登場した。搭載される3.8L水平対向ターボエンジンは、先代モデルを30kW（40ps）上回る 427kW（580ps）を発揮し、911ターボ専用設定の8速PDKトランスミッションを組み合わされて、0-100km/h加速は2.8秒を達成する。
新型911ターボには、標準のPASMシャシーに加えて、より硬く、車高が10mm低くなる電子制御のPASMスポーツサスペンションがオプションで選択可能だ。
新しいシャシーを収めるために、ワイドボディが採用され、リヤアクスル部の車幅は1,900mmに達する。リヤサイドパネルのエアインテークや、大型化された可変リヤスポイラーなどもエクステリアデザインの特徴だ。タイヤは前：255/35R20、後：315/30R21とインチが異なる。
日本では右ハンドル仕様のみの販売となり、価格は911ターボが2443万円、911ターボ カブリオレが2731万円である。
(Text by Satoshi Ubukata)