今回はプロジェクトカーのAudi S4(2009年モデル)を神奈川県横浜市にある
さて、4月ともなると、エアコンをオンにする機会が増えますが、その際に気になるのが風のニオイ。吹き出した瞬間にムッとしたり、埃っぽかったりと、決して気分のいいものではありません。実はこれ、カビやバクテリアが原因。私のように、外気温が低いときにはエアコンをオフにするという使い方ならなおさらです。
そんなとき、正規ディーラーに「エアコンクリーニング」のメニューがあると知り、さっそく試してみることにしました。
カー用品店などではエアコンの消臭剤をよく見かけます。しかし、エアコンクリーニングは消臭剤ではなく、専用の洗浄剤と専用のツールを使って、"エバポレーター"(冷却器)を直接高圧洗浄するという本格的なクリーニングなのです。
左下の写真が洗浄液とツールです。右下は洗浄液をタンクに移し替えているところです。
ちなみに、Audi純正ダスト・ポーレンフィルターはいま話題の"PM2.5"よりもさらに小さなPM1.0を最大99%除去できる能力があるそうですよ!
ところで、メカニックが車内で作業する際、帽子を脱いでいました。気になって理由をたずねると、車外の作業で帽子についた汚れがルーフライニングなどに付かないようにする配慮とのこと。こういった気配りはうれしいものです。
作業後、さっそくAudi S4に乗ると、かすかにアルコールの匂いが漂っていました。そして、エアコンをオンにしてみると、作業前に気になったニオイがすっかり消えて、澄んだ風がエアベントから吹き出します。消臭剤のようにイヤなニオイを別のニオイで紛らすのではなく、ニオイそのものがないのです。
最初に感じたアルコールの匂いはしばらくすると気にならなくなり、キャビンは爽やかな空間に。これなら、エアコンがフル稼働するこれからの季節も快適に過ごせそうです。
次回は、愛車のコンディションをキープするのに不可欠のメインテナンスをリポートします(2013年5月9日更新予定)。
どうそお楽しみに!
(Text by Satoshi Ubukata)
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