2016 FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦「富士6時間耐久レース」が2016年10月14日に開幕する。

※写真は2015年のWEC Fujiの様子
2016年シーズンも残すところあと3戦となり、マニュファクチュアラーズタイトル、ドライバースタイトルともに2位のAudiとしては、ぜひともこの富士で勝利を手にしたいところだ。


WECは2012年に始まり、今年で5年目となるが、Audiはここ富士だけは優勝の経験がない。Audi Motorsportのウォルフガング・ウルリッヒ代表は「富士戦は、いつも大きなチャレンジを伴う大会だと思っています。非常に長い直線と複雑なコーナーが組み合わされたコースレイアウトがチャレンジングであることに加え、特殊な天候が大きな要素だと考えています」とコメント。さらに「富士戦がいかに難しいか、充分に理解しているので、今大会は優勝を獲得したい」と語っている。

第6戦を終えて、ドライバースタイトルで2位につけているのが、#8  Audi R18をドライブするルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組。そして、#7 Audi R18のマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラーは5番手。#7は第6戦からブノワ・トレルイエが復帰し、この富士でもステアリングを握る。

ランキングトップのポルシェがさらににリードを広げるのか、地元トヨタが巻き返しを図るのか。それともAudiがここ富士で勝利し、その勢いを保ったまま残り2戦に突き進むのか。いずれにしても、2016年シーズンのタイトルを争ううえで重要な一戦になることは間違いない。

大会は、14日(金)は10:45〜12:15、15:30〜17:00にフリープラクティス、15日(土)は10:00〜11:00のフリープラクティスののち、14:30〜14:50にはLMP1/LMP2の予選が行われる。

そして決勝は16日(日)11:00にレースがスタート。日本での1戦をぜひお見逃しなく!

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Audi)