2013年1月24日、オーゼットジャパンは東京・港区のFIAT CAFFEでプレスコンファレンスを開催し、2013年の新商品を披露した。 プレスコンファレンスには、オーゼットジャパンの代表取締役を務める内山晶弘氏に加えて、イタリアのO・Z本社から来日したマーケティングマネージャーのラリー・ピアッツァ氏とプロダクトマネージャーのサムエル・セガーラ氏が出席した。
プレスコンファレンスでは、O・Zの歴史やブランドの特色、モータースポーツとの関わりが紹介され、F1やWRCといったモータースポーツのトップカテゴリーにホイールを供給することで技術力を高めてきた同社の姿勢をアピール。2013年も、引き続き有力チームのパートナーとしてホイールを供給する。

ちなみに、O・Zはアウディスポーツのオフィシャルサプライヤーを務めており、WEC、DTM、FIA GTなどすべての車両にO・Zのホイールが装着されている。また、今年からWRCに参戦したフォルクスワーゲンのポロ R WRCにもO・Zのホイールが装着されている。

そんなモータースポーツの世界で常に頂点を極めるO・Zが、満を持して発表したのが「Formula HLT」だ。O・Zがパートナー契約を結ぶF1チームフェラーリのホイールをイメージしたというこのFormula、リムまで伸びた10本のスポークがサイズ以上の存在感を表現し、ヨーロッパで流行の兆しを見せる"グリジオコルサ"カラーとあいまって、実に洗練された印象を与えている。注目は、"センターロックルック"のセンターカバーで、商品にはレッドリングのセンターカバーと、オープンタイプのセンターキャップが付属しており、オーナーの好みにあわせて選ぶことができる。

なお、スバル車用に"レースゴールド"カラーのホイールも用意されるが、こちらにはブラックリングのセンターカバーが付属する。


サイズは17インチから19インチが用意され、フォルクスワーゲンおよびアウディに適合するサイズもラインアップされている。価格は4万9000円(1本)から。発売は2013年3月頃の予定。

2013年は、このFormula HLT以外にも魅力的な商品が目白押しだ。そのなかからいくつか紹介すると......

O・Zのトップレンジである「SUPERFORGIATA」に"セラミックポリッシュ"と呼ばれる鏡面仕上げが追加。マットブラック、グリジオコルサとともに,
アウディR8など、スーパースポーツの足元を飾ることになる。サイズは19〜20インチを用意。
人気の「SUPERTURISMO GT」にも、"グリジオコルサ"カラーが仲間入り。従来の"レースシルバー"に代わるもので、レースシルバーは在庫がなくなり次第販売を終了する。
1ピースのX-Lineシリーズでは、セダン・ミニバン用の「X5B」をリリース。5ダブルスポークのデザインがホイールの存在感をアピール。サイズは17〜19インチで、4万円台(1本)が中心という手頃な価格も大きな魅力だ。
O・ZのセカンドブランドであるMSWからはY字型の7スポークがスタイリッシュな「MSW 25」が登場。15〜19インチ、カラーはマットチタニウムフルポリッシュとマットチタニウムが用意される。
これ以外にも新商品を続々投入するO・Z。最新情報はなお、プレスコンファレンスの会場には、「SUPERTURISMO-LM」のフォルクスワーゲン専用サイズも展示されていた。純正ボルトが使用できるだけでなく、純正エンブレムが装着できるのが大きな特徴だ。
このように、フォルクスワーゲン、アウディオーナーにとって、魅力的な商品が数多く用意されるO・Z。2013年も目が離せない!

(Text by S.Ubukata)