東京/埼玉/北海道でフォルクスワーゲン/アウディ等の正規輸入車ディーラーを展開する株式会社北海道ブブ/株式会社MIDでは、シートなどのお手入れが簡単になる「レザー&ファブリックシートコーティング」の施工を行っている。今回は東京都豊島区にある関東エリアの旗艦店「Audi 池袋」にお邪魔した。 明るい色のレザーシートは見た目も美しく、室内を上質に演出するには格好のアイテム。しかし、その魅力の一方で、汚れやすかったり、手入れが大変だったり......。デニムなどの色移りなどにも気を遣ってしまう。

濃色のレザーでも汚れこそ目立たないが、1年程度の使用でも黒光したり、滑りやすくなって心地よい肌触りが失われがちだ。その原因となるのがシートに付着した汚れである。

また、ファブリックシートは手入れがしにくく、汚れや擦れなどにより本来の風合いは衰えていく一方である。


そんな悩みを解消し、新車のころの美しさや肌触りを維持してくれるサービスとしていま注目されているのがシートのコーティングだ。シート表面にシリコン樹脂による強固な保護膜を形成することで、シートを擦れや汚れから守り、シート本来の質感を維持してくれるのだ。

このシートコーティングはレザーシートだけでなく、ファブリックシートにも施工が可能で、コーティング後はワックスやクリームによる面倒なお手入れが不要になるとともに、デニムなどの色移りを防ぐことができる。また、軽い汚れなら水拭きのみでOK! コーティング効果によりコーヒーなどをこぼしても、簡単に拭き取ることができるのもうれしい点だ。その効果は1度の施工で約3年間は持続するという。

施工は新車購入時はもちろんのこと、使用中のクルマでも対応してくれる。その場合はあらかじめ専用のクリーナーでシートの汚れを落とすことになる(写真左下)。

さらに施工前には、コーティング剤が定着しやすいようシート表面の脱脂を行う(写真右下)。


下準備が終わったら、いよいよコーティング開始。専用のコーティング剤をシートに塗布していく(写真左・下)。乾燥後にもう一度コーティング剤を塗るため、作業に要する時間は前後シートで2時間ほどだという。

今回は運転席の右半分をコーティングし、左半分はクリーニングのみとして、その効果を調べることにした。写真からもわかるとおり、コーティングしている部分に"テカリ"がなく、それでいて触ってみるとレザー本来のしっとりとした感触を味わうことができる。


そして下の写真は、しばらく使ったあとで軽く水拭きしただけの様子。わかりやすいように境界にテープを貼っているが、テープの奥はレザーシート特有の汚れが残ったままだが、コーティングが施された手前の部分には汚れがない。また、未施工の部分はややツルツルしているのだが、コーティングされた部分はしっとりとしたままだった。


ところで、女性のドライバーに好評なのが、オプションとして施工可能なステアリングホイールやドアトリムへのコーティングだ。コーティングにより、化粧のファンデーションなどが内装に付着しても、簡単に落とすことができるからだ。


施工に要する価格は、新車と使用中のクルマでは別の設定となる。というのも、前述のとおり、使用中のクルマの場合はコーティング施工前のクリーニングが必要になるためだ。たとえばAudi A1の場合は前後シートで新車が3万24000円に対し、使用中のクルマは4万8600円。モデルやシート数により価格が異なるので、詳しくは各店舗のサービスアドバイザーまで問い合わせてほしい。

また、ステアリングホイールやドアトリムなどの追加施工は、1カ所につき3240円からとリーズナブルな設定。いずれも税込の金額である。

なお、この記事の掲載後から2017年1月31日までは、年末年始特別企画として、使用中のクルマであっても新車と同じ金額で施工するキャンペーンを実施中だ。この機会にレザー&ファブリックシートコーティングを試してみてはいかがだろうか?

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