フォルクスワーゲン ジャパン(VWJ)がメディア向けに貸し出している広報車(試乗車)のGolf GTIが、2026年モデル(MY26)に入れ替わったというので、さっそくお借りしてみました。あれっ、何か違う!?
2026年モデルのGolf GTIに関して、VWJでは、これまで別々だったメーカーオプションのDiscoverパッケージ、テクノロジーパッケージ、DCCパッケージをひとつにまとめて「Discover/テクノロジー/DCCパッケージ」としました。そして、気がつけば、電動パノラマスライディングルーフとプレミアムサウンドシステム“Harman Kardon”を組み合わせたラグジュアリーパッケージがなくなっていました。これは残念……。
さらに、2026年1月1日には価格を改定し、Golf GTIが549万8000円から557万9000円に、Discover/テクノロジー/DCCパッケージが61万6000円から62万7000円にそれぞれ値上げになりました。
これをあわせると、DCC付きのGolf GTIは620万6000円で、有償オプションとなるキングズレッドメタリックの広報車はプラス7万7000円の628万3000円になります。2021年12月のデビュー当時に比べて約100万円も高くなっていることに、あらためて驚きました。
一方、2025年モデルと2026年モデルでは、スペックに違いはありません。見た目も同じと思っていたのですが、よく見るとエクステリアにある違いが……。
2025年モデルのGolf GTI
そう、2026年モデルではブラックルーフが廃止になり、ルーフがボディ同色になったのです。
個人的には2トーンのボディカラーにこだわりはありませんが、2トーン好きの人にとっては残念な変更でしょうね……。
2026年モデルのGolf GTI
さて、せっかく新しいGolf8.5 GTIが借りられたので、ちょっと遠出してみましたが、愛車のGolf8 GTIに比べると、エンジンパワーや乗り心地などの部分でGolf8.5 GTIが優れているのをあらためて思い知らされます。
さらに運転のしやすさもGolf8.5 GTIのほうが上! それはGolf8 GTIとGolf8.5 GTIの「コースティング」の違いが大きく影響しています。
コースティングとは、走行中にアクセルペダルをオフにすると、DSGがクラッチを切り、エンジンブレーキを効かせずに惰力走行する機能のことです。
Golf8 GTIでは、コンフォートモード/Dレンジで走行していると、頻繁にコースティングに切り替わります。燃費を稼ぐには有利ですが、アクセルペダルをオフにすると頻繁にコースティングが作動し、たとえば先行車がある場合には車間距離が詰まってしまうこともよくあります。
その場合に、パドルの「-」を操作すると「D」のままでコースティングが解除されます。さらに「-」を操作するとマニュアルでギヤがシフトダウンできるので、より強いエンジンブレーキを得ることも可能。ただ、頻繁にパドルを操作するのは正直面倒でした。
その点、Golf8.5 GTIでは、ドライビングプロファイルでエコモードを選んだときだけコースティングが機能し、コンフォートモードではコースティングが働きません。街中でも高速道路でも先行車が多い日本の道路環境では、コンフォートモードでエンジンブレーキが利くGolf8.5 GTIのほうが断然乗りやすいと思います。
Golf8 GTIもこのスタイルにして変更してもらえるとうれしいんですけどね。
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)