Golf8 GTIの新しいシューズに選んだ「MICHELIN CROSSCLIMATE 3 SPORT」。さっそく都内を中心に走り回ってみました。その印象は?
前回のレポートでお伝えしたとおり、Golf8 GTIにスポーツ志向のオールシーズンタイヤであるMICHELIN CROSSCLIMATE 3 SPORTを装着しました。
このタイヤを選んだ理由やタイヤの特徴については上のレポートをご一読いただくとして、まずは一般道や高速道路でその感触を確かめてみました。
タイヤ交換を行ったmaniacs STADIUMから走り出してすぐに感じたのが、タイヤの剛性感。スタッドレスタイヤはいうまもでなく、コンフォート系のサマータイヤと比べても、トレッド、サイドウォールともに明らかにしっかりとしていて、Golf GTIの走りを気持ち良く支えてくれます。
乗り心地はやや硬めで、最初は多少ザラついた印象もありましたが、200kmほど走るとザラつきがあまり気にならなくなりました。
静粛性についてもなかなか優秀。オールシーズンタイヤというと低いこもり音やシャーっという高い音が耳に付くことがあるのですが、このCROSSCLIMATE 3 SPORTは全体的にノイズが抑えられていることに加えて、低音や高音の特定の周波数が強調されることがないため、耳障りでないのがうれしいところです。これには、不快なノイズを低減する「PIANO ACOUSTIC TUNING TECHNOLOGY」が効いているようです。
ただし、荒れた路面を通過する場面では、ザラついた感触とノイズが急に高まることがありました。それでも、コンフォート系のサマータイヤとほぼ遜色のない快適性が確保されています。
高速走行時の直進安定性もまずまずで、一方、ステアリングをわずかに操作したときの反応も良く、スポーティな一面を垣間見ることができました。
というわけで、CROSSCLIMATE 3 SPORTの第一印象は思っていた以上に良好でした。では、カンジンのスポーティさはどうなのか? 次はワインディングロードに出かけて、チェックしたいと思います。
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)