2025年9月9日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、「Tiguan」および「Passat」を中心とした国内向けモデルについて、2025年第28週以降に生産される車両から仕様変更と価格改定を行うと発表した。変更対象にはオプション体系や外装色の有償設定も含まれており、日本市場に導入される車両は9月中旬以降に日本に到着し、順次出荷される予定である。
Tiguan/Passatに発光タイプのVWエンブレムを採用
SUVの主力モデルであるTiguanでは、フロントとリヤのVWエンブレムが発光タイプに変更。R-Lineグレードにおいてアルミホイールのデザインが変更され、既存ホイールにカバーを追加する仕様となった。
人気のステーションワゴンのPassatに関しては全グレードでリヤのVWエンブレムが発光式となるほか、上級グレードの装備内容が充実。Elegance BasicおよびEleganceには運転席と助手席のパワーシートとシートベンチレーションが標準装備化され、R-Lineでもパワーシートが標準化される。これにともない、従来はオプションで設定されていたレザーシートパッケージやR-Line Plusパッケージの価格体系が見直された。
メーカー希望小売価格については、Tiguanでは一部グレードで2万円の値上げが行われる。例えば「Tiguan eTSI Elegance」は547万円から549万円に改定された。一方でベースグレードの「eTSI Active」や「TDI 4MOTION Active」は据え置きとなる。
Passatでは改定幅がより大きく、Elegance BasicやElegance、TDI 4MOTION Elegance、eHybrid Eleganceなどで81,000円の値上げが実施される。R-Line系の一部グレードは45,000円の引き上げにとどまるが、全体的に装備充実に伴う価格上昇が反映された格好だ。
一方で、パッケージオプションは価格を見直し、値下げとなるものも多い。例えば、Passat Elegance向けの「レザーシート/DCCパッケージ」は35万2000円から28万6000円へと6万6000円引き下げられた。R-Lineでは「レザーシート/DCCパッケージ」が77,000円値下げされ、39万6000円となる。また、「R-Line Plus/DCCパッケージ」も62万7000円から55万円に変更された。eHybrid R-Line専用の「R-Line Plusパッケージ」も37万4000円に改定されるなど、価格の見直しにより購入時の選択肢が広がる。
オプション体系の見直しも
今回の改定では、人気のオプションをセット化し、利便性を高めた点も特徴だ。たとえば、「Golf eTSI Active」では、従来は単独選択が可能だった「Discoverパッケージ」がテクノロジーパッケージと統合され「Discover/テクノロジーパッケージ」として新設される。価格は従来の合算額が反映され、Golf eTSI Activeでは39万6000円に設定された。
さらに、コンパクトSUVのT-Crossでは、新たに総出力300W、8チャンネル・6スピーカーのサウンドシステムがオプションとして追加される。Styleでは「デザインパッケージ」や「セーフティ/Discover Pro/サウンドシステムパッケージ」として、R-Lineでは「セーフティ/Discover Pro/サウンドシステムパッケージ」として選択できるようになり、エントリーモデルながら高品質なオーディオ体験を求めるユーザーに対応する。
外装色の有償化と価格改定
外装色についても大きな改定が行われる。既存の有償オプションカラーでは、オリックスホワイトが7万7000円から11万円へ、キングズレッドとラピスブルーは4万4000円から7万7000円へと、それぞれ33,000円引き上げられる。
また、新たに複数のメタリックカラーが有償オプションに設定される。T-Crossにはクリアブルーが加わり、GolfやGolf Variantにはアネモネブルーやクリスタルアイスブルーが有償化される。さらに、オイスターシルバーやシプレッシーノグリーン、パーシモンレッド、ダイアベースグレー、マリポサイトグリーンといったカラーがTiguanやPassatでも有償オプションとなり、価格は33,000円から77,000円の範囲に設定される。
(Text by 8speed.net Editorial Team)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。