2024年12月8日、静岡県静岡市の清水マリンパークにおいて、「OZ Fan Meeting 2024」が開催され、OZ、MSW、Sparcoブランドのホイールを装着した100台あまりが参加し、会場となったイベント広場を埋め尽くした。
OZ Fan Meetingは、OZ、MSW、Sparcoブランドのホイールの正規輸入を行うオーゼットジャパンによる公式ファンミーティング。6回目を迎える今回は、清水マリンパークのイベント広場を貸し切り、すべてのプログラムが屋外で行われた。
当日は朝から好天に恵まれ、駿河湾ごしに美しい姿の富士山をのぞむ素晴らしいロケーションに、OZブランドなどのホイールを装着した103台が集結。東海地方や関東甲信越地方からの参加が大部分を占めるが、なかには中国地方や北陸地方から訪れたファンの姿も見られた。
イベント会場内はメーカーやモデルごとに駐車スペースが定められていて、あらためてOZファンの多彩さを印象づけられる。OZがイタリアのブランドだけに、「アバルト」をはじめとするイタリア車を筆頭に、フランス車、MINI、さらにはフォルクスワーゲンやアウディといったヨーロッパ車が過半数を占める。
その一方で、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)によるラリー人気を反映して、とくに「GRヤリス」のオーナーのあいだではホイールサプライヤーであるOZの人気が高まっており、日本車オーナーの存在感も増している印象だ。
予定よりすこし遅れの10時15分にはイベントの開会式がスタート。特設ステージに司会の関谷桃子さんとともオーゼットジャパンの内山晶弘社長が登壇し、プログラムのスタートを告げる。
さらに14の出展社がそれぞれの見どころをアピール。その後、参加者に対して「ドレスアップコンテスト」の投票を呼びかけると、しばらくのあいだはフリータイムとなり、ファン同士が交流したり、出展社のブースでグッズを購入するなどして、会場内は楽しい雰囲気に包まれていった。
当然気になるのは、フォルクスワーゲンとアウディが集められたエリアで、「Rally Racing」を装着した「Audi S1」や「フォルクスワーゲンT-Cross」をはじめ、OZホイールで足元をキメたクルマが集結。この中で、ひときわ目立っていたのが世界限定250台、日本でも45台が正規輸入された「New Beetle RSi」。この車両には標準でOZホイールが装着されており、スポーティな外観を際だたせる役割を果たしている。3年前にNew Beetle RSiを知人から譲り受けたという斉藤さんは、入手してからすでに17000kmを走行、3.2L VR6エンジンの加速を楽しんでいるという。ホイールを見るとセンターキャップがOZのロゴに変えられており、OZホイールへの愛情が感じられるのがなんとも微笑ましい。
隣接する「エスパルスドリームプラザ」などでおのおのランチを終えたあと、13時30分からはオーゼットジャパンや出展社が賞品を提供するプレゼント抽選会が行われ、参加者のほとんどがプレゼントを手にすることに。さらに、遠方から駆けつけた参加者に「遠方賞」が手渡され、いよいよドレスアップ賞が発表に。参加者の投票で人気を集めた「フィアット・ドブロ」(Rally Racing装着)、「マツダ・ファミリア」(Rally Racing装着)、そして、「トヨタGRヤリス」(Superturismo TGR-WRT装着)が見事大賞に輝いている。
記念のトロフィーと副賞が手渡されたところで、この日のプログラムは終了。イベントを終え、オーゼットジャパンの内山社長は、「今回は屋外でオフ会のようなスタイルで開催しましたが、天候にも恵まれ、参加者の皆さまにも喜んでいただけたようです」と手応えを感じていた。「また来年もこうしたイベントを開催したいと思いますし、次回はもっと幅広い人が参加できるようにしたいとも考えています」と2025年開催への意気込みを示した。
今回参加した人も、参加できなかった人も、次回開催をお楽しみに!
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)
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