TOYO TIRESのプレミアムスポーツタイヤ「PROXES Sport 2」を履いたGolf GTIでワインディングロードへ。その実力は想像以上でした!

Golf GTIがその本領を発揮するのがワインディングロードです。現行型のGolf GTIには、電子制御油圧多板クラッチ式のフロントディファレンシャルが標準で搭載されるようになり、ハンドリングマシーンとしてのキャラクターがさらに際だっています。

そこで今回は日本のスポーツカーの聖地である「箱根ターンパイク」でGolf GTIを走らせることにしました!

ところどころ深い霧に包まれていたターンパイクでしたが、さいわい路面は乾いています。コーナーが見えてきたところでステアリングを切ると、クルマの動きがこれまでよりも明らかに軽く鋭いことに気づきます。ステアリング操作に対して、間髪入れずにGolf GTIは向きを変えるうえ、さらにぐいぐいとインに切り込んでいく感じが実にエキサイティングです。

タイヤのグリップ感も高く、コーナリングスピードはおのずと上がります。コーナーの出口に向けてアクセルペダルを踏んでいく場面でもタイヤがしっかりと路面を捉え、フロントディファレンシャルの助けもあって、力強くコーナーを脱出するのが実に爽快でした!

ひととおり取材を終えたあと、ターンパイクを降りるころには雨が降り出しました。スポーツタイヤというと雨はあまり得意ではないというイメージがありますが、PROXES Sport 2を履いたGolf GTIは終始安定した走りを見せてくれます。

その後、東名高速では激しい雨に見舞われました。ここでもGolf GTIはしっかりと路面を捉え安定感は抜群。高速道路上にある深めの水たまりも、一瞬浮く感じはあってもすぐにグリップが回復するので、最後まで安心してドライブを楽しむことができました。

ということで、ハンドリングが自慢というGolf GTIのキャラクターを、PROXES Sport 2がさらに加速させてくれることがわかりました。私にとってTOYO TIRESを愛車に履かせるのはこれが初めてでしたが、身近なところにこんな逸品があるとは!

ところで、この取材のあと、PROXES Sport 2をGolf GTIの純正ホイールに移植してもらいました。その理由については、次回詳しく!?

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Wataru Tamura)