本当はもう少し早く乗っておきたかったのに、乗りそびれていた「Golf eTSI Active」で宮城の仙台までドライブしてきました。

今年7月、ドイツで「GTI Fanfest」が開催され、その取材でフォルクスワーゲン本社のあるウォルフスブルクを訪ねました。その際に、マイナーチェンジしたGolfに試乗したことはすでにお知らせしたとおりです。

このGolf Life 1.5 eTSIは、多少装備は異なりますが、パワートレインやシャシーは日本仕様の新しい「Golf eTSI Active Basic」「Golf eTSI Active」に相当するもので、新たなエントリーグレードを知るうえでは格好の機会になりました。それだけに、ドイツでGolf Life 1.5 eTSIを試乗するまえに、1.0 eTSIを積む現行のGolf eTSI Activeに乗り、比較の参考にしたかったのですが、うまくタイミングがあいませんでした。

そこで、日本に戻ったあと、“答えあわせ”をしようとGolf eTSI Activeをお借りしたわけです。久しぶりに乗るGolf eTSI Activeでしたが、その印象はほぼ記憶していたとおりで、とりあえずひと安心。一方、3気筒エンジンとしてはノイズや振動はよく抑えられていたり、1.5Lエンジンを積むGolf Life 1.5 eTSIよりも動きが軽く感じられるなど、あらためてその良さを確認することができました。

さて、今回はそんなGolf eTSI Activeの走りをチェックしながら、東京と宮城を往復。ルートは往復ともに東北自動車道を利用しました。目的地は仙台の近くにあるサーキット「スポーツランドSUGO」です。

気になる燃費は、とくにエコランすることはなく、高速道路ではACCを使い、往路が23.1km/L、往きより少しペースが上がった復路が20.4km/L。スポーツランドSUGOの近辺を一般道で移動したときが15.5km/Lで、全行程の総平均は19.3km/Lでした。

下の写真は東京に戻ったときのデータで、途中給油することなく、東京〜宮城を往復することができました! この写真を撮影したあと、ガソリンスタンドで給油した量は42.6Lでしたので、満タン法の燃費は20.0km/Lという計算になります。

高速での直進安定性に優れ、乗り心地も快適なGolf eTSI Activeだけに、ロングドライブでも疲れ知らず。そのうえ、1000km近くの距離を無給油で移動できるのは頼もしいかぎりです。

マイナーチェンジ後のGolf eTSI Activeはこれを超えることができるのか? いまから日本で試乗できる日が楽しみです!

(Text by Satoshi Ubukata)