2024年7月3日、フォルクスワーゲン ジャパン(VWJ)は、マイナーチェンジしたコンパクトSUV「T-Cross」を発表し、7月6日から予約注文受付を開始する。

T-CrossはPoloクラスのコンパクトなボディとポップなデザイン、お求めやすい価格がここ日本でも高い評価を受けて、2020年の導入以来、3年連続で輸入SUVカテゴリーにおける登録台数第1位を獲得。2023年は「T-Roc」に首位を譲ったものの、ランキング2位と健闘している。

そんな人気モデルが2023年7月にマイナーチェンジを実施し、いよいよ日本でもその最新版が発売になる。新しいT-Crossは、扱いやすいコンパクトなサイズはそのままに、前後ライトやバンパーなどのデザインをリニューアル。また、グレープイエロー、クリアブルーメタリック、キングズレッドメタリックの新色を用意して、さらに魅力的なエクステリアに生まれ変わった。

インテリアは、ダッシュパッドにソフト素材を採用したり、プレミアムサウンドシステム”beats サウンドシステム”やフロントシートヒーターを用意するなどして、上質さと快適さを向上させている。

装備では、LEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”がT-Crossでも選べるようになり、また、同一車線内全車速運転支援システム”Travel Assist”を全車に標準装着するなどして、安全な運転をサポートする。

パワートレインは1.0 TSI(85kW/116ps)と7速DSGの組み合わせで、前輪駆動を採用。ラインアップはエントリーグレードの「T-Cross TSI Active」、IQ.LIGHTや前席のシートヒーターを標準装着する「T-Cross Style」、スポーティなエクステリアが自慢の「T-Cross R-Line」を設定。価格は下記のとおりで、最上級グレードのT-Cross R-Lineの場合、旧型に比べて10万3000円安というのも見逃せない。

  • T-Cross TSI Active……329万9000円
  • T-Cross TSI Style……359万9000円
  • T-Cross TSI R-Line……389万5000円

VWJによれば、2024年9月にT-Crossの納車を開始する予定で、輸入SUVナンバーワンに返り咲けるかどうか、期待を持って見守りたい。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Satoshi Ubukata,Volkswagen Japan)