フォルクスワーゲン Golf8 GTIフェイスリフト(2024年)。パワーアップとコックピットの多くの変更で進化。Golf50周年を飾る「Golf GTI」の決定版登場!

「GTI」はすべてのクルマのベンチマークである。このコンパクトカーは1976年以来、私たちの道を走り続け、近く50周年を迎えようとしている。ベーシックな「GTI」の最高出力は、当初の110psから200psに向上した。

※この記事は「Auto Bild JAPAN Web」より転載したものです。

以前は常に3ドアモデルが用意されていたが、現在は5ドアモデルのみとなっている。初代「GTI」のデビューから36年後の第6世代ではコンバーチブルも用意されていた。しかし、需要が少なかったため、フレッシュエアバージョンは廃止された。

2019年、フォルクスワーゲンは8代目「Golf」を市場に投入したが、技術的な問題で販売店への到着が遅れたり、硬質プラスチックの多用やインフォテインメントシステムが十分に開発されていないとの批判を受けたりと、最初から楽なものではなかった。「GTI」もその例外ではなかった。

4年が経ったこのコンパクトスポーツカーはフェイスリフトにより、以前の問題はすべて解消されることになっている。しかし、新型「GTI」をあなたの家の前に置きたいのであれば、もう少し辛抱が必要だ。コンパクトスポーツカーがディーラーに並ぶのは7月になってからだから。

フォルクスワーゲンは新型「Golf8 GTI」の価格をまだ発表していないが、現行モデルより、大幅に高価になることはないと明らかにしている。現在の価格は40,905ユーロ(約655万円)から。

おなじみのフロントエンド: これまではClubsportsモデルにのみ装着されていたバンパーだが、今後はすべてのGolfのスポーツモデルに装着される。チェッカーフラッグのデイタイムランニングライトは残る。

そして、「GTI Clubsports」と「Golf8 R」も年内にフェイスリフトされる。「Clubsports」の価格はおそらく42,000ユーロ(約672万円)前後、Rは55,000ユーロ(約880万円)を下回ることはないだろう。

エクステリアは一見したところ、あまり変わっていないように見える。新しいデザインはフロントエプロンで、Clubsportsのものが装着されている。ヘッドライトには新しいグラフィックが与えられ、いわゆるIQ.Light LEDマトリックスヘッドライトがオプションで用意されている。また、フォルクスワーゲンのロゴが点灯するようになった。

おなじみの2本のテールパイプはフェイスリフトでも採用されている。もちろんフェイクではない!

リヤライトのグラフィックも変更されている。ツインエキゾーストシステムはそのままで、フェイクではない。しかし、そのサウンドがどのようなものなのか、まだ確かめる必要がある。

パフォーマンスの面では、フォルクスワーゲンはフェイスリフトの一環として、”ノーマル”「GTI」に何かを追加した。将来的には265馬力(従来は245馬力)がフロントアクスルを引き裂き、後に続く「GTI Clubsports」は300馬力を維持するようだ。

フェイスリストによって、「GTI」を含む「フォルクスワーゲン Golf8」の評判の悪かった部分(むき出しの硬質プラスチック、凡庸なインフォテインメント)は改善されるはずだ。

フォルクスワーゲン、それは可能だ!素材はフィットし、インフォテインメントはスムーズに作動し、ステアリングホイールのタッチパネルはクラシックなボタンに取って代わった。

Golf GTIフェイスリフトにも最新のインフォテインメントを搭載

フォルクスワーゲンはインフォテインメントで最大の進歩を遂げたようだ。「golf」には、「ID.7」や「Tigan」でおなじみの最新インフォテインメントシステムがリフレッシュの一環として採用された。もともとギクシャクして動作が遅かったこのシステムは、今ではずっとスムーズで素早く動作するようになった。

Golf8 GTIのシートはとても快適で、サイドボルスターがしっかりと支えてくれる。

中央のディスプレイはかなり上方に移動しているため、慣れるまではボンネットの上端と一直線になり、視界が制限されるように感じられる。スクリーンの下にはクライメートコントロールが常時点灯するようになった。

「GTI」は快適で、スポーツシートはドライバーを包み込み、コーナリング中でも常に必要なサポートを提供する。素材も上質に感じられる。

結論

フォルクスワーゲンは顧客からの批判を真摯に受け止め、Golfを適材適所で改良した。さらに、エンジンのパワーが増している。非常に楽しみだが「GTI」の魅力が滲み出ているかどうかはまだわからない。

(Text by Sebastian Friemel / Photos by Volkswagen AG)